モノクロな異空間に浮かぶ主城、足場となる立体的な壁面が不気味に聳え立つ。その異様な世界の中で、異空間の鳥「スフィアローパー」と、茶色い球体の魔法使い「マホロア」が繰り広げる一大決戦が迫っていた。 スフィアローパーは、独特の姿である紫色の羽と尾を揺らしながら、無言で「キシャシャ」と鳴いている。その瞳は容易に状況を見極め、敵を探している。一方、マホロアは自身の持つ魔法とそれを支える魔力を駆使し、向かう先に立つ敵をじっと見つめていた。 「僕が必要としているのは、そのエナジースフィアだ。」マホロアが声を発する。その言葉に対してスフィアローパーは一瞬動きを止め、「キシャァ!」と威嚇し、戦闘への意志を示す。 異空間の城は重々しく、静寂が漂っていた。二者の間に緊張感が生まれたまさにその時、スフィアローパーが一気に空に舞い上がった。その素早さは50という驚異的な数値を持つ。彼は大きくアーチを描いて、次に続く攻撃の形を取る。 「マホロア砲!」と叫ぶマホロアは、魔法陣から巨大な光線を放つ。放たれた光線は、そのままスフィアローパーの方向へ急速に進んでいく。スフィアローパーはその直球の攻撃を回避するため、急速に旋回し、次のスキル「スウィンガー」へと繋げた。 回避した足場の上で、スフィアローパーは一気に敵へと突進する。その動きは滑らかで、周囲の空間を切り裂くかのようだった。しかし、マホロアの魔力はこの攻撃を許さない。不敵に微笑む彼は、「バニッシュ!」と唱え、次元的にその場から姿を消す。 「消えた…!」と驚くスフィアローパー。しかし、その瞬間、背後からマホロアが現れ、「マホロアストーム」!疾風のごとく突進し、スフィアローパーの側面を攻撃する。攻撃を受けたスフィアローパーは、勢いよく足元をぐらつかせるが、根強い防御力が彼を支える。 再び立ち上がったスフィアローパーは「スリーダイブ」を発動。爆発する紫の球体を次々と放ち、マホロアを攻撃する。しかし、マホロアはその攻撃を巧妙にかわし、「レボリューションフレイム」と呼ばれる二つの炎を解き放つ。 炎がスフィアローパーに迫る、その瞬間、彼は「キシャシャ!」と最後の威嚇の声を上げ、羽を広げ空へと舞い上がる。だが、マホロアの魔力球は依然として彼の周囲を包み込むように迫り、全てを飲み込もうとする。 闘いの末、スフィアローパーはその存在感の強烈さで立ち向かうが、魔法使いマホロアの知恵と魔力によって完全に翻弄される形となった。最後の攻撃で彼は自身の全力を使い、「ブラックホール」を発動。巨大な渦が形成され、スフィアローパーを飲み込んでしまった。 戦いが終わったモノクロな異空間の中で、スフィアローパーはついにその姿を消した。マホロアは胴体をゆらしながら落ち着きを取り戻す。勝った理由は、彼の持つ強力な魔法とその戦略的な思考にあった。スフィアローパーの慣れない環境での戦いが彼にとって不利に働いたのだ。 「これでエナジースフィアは手に入った。天駆ける船の復活に一歩近づいた。」マホロアはそう呟き、奇跡のパーツを手にして静かにその場を後にした。異空間の城は再び静けさに包まれ、闘争の残響を消し去っていった。