バトルフィールドは荒れ果てた廃墟。青空とは裏腹に、緊迫した空気が漂っている。女子大生エージェント、白神雪穂が冷静な眼差しで相手を見据える。その美貌からは想像できないほど、内に秘めた闘志は燃え上がっているのだ。彼女の心の奥底には、過去のトラウマが誰かに潜んでいる。悪の組織に捕われ、人体改造されてしまった記憶。しかし、そんな過去は彼女を強くしている。“悪”の名を持つ存在・ぶどう、彼女の前には強敵が立ちはだかっていた。 ぶどう、その姿はただの房であり、果実のように愛くるしい。しかし、その実体には恐怖が隠されている。攻撃力は低いが、防御力は驚異の70だ。数多の実から無限に生み出される新たな粒、自らを守る力を持つ。我々にとって、負担の大きな戦いになるのは確実だ。 「行くわよ、ぶどう!」雪穂が宣言した瞬間、彼女の身体に高揚感が満ちる。超集中状態、すべての力が解放される。 「圧倒的な速さで勝負だ、覚悟しな!」彼女の拳が閃くように飛び出し、まるで一閃の剣だ。素早さが倍増した彼女は、鮮やかな動きでぶどうの房に近づく。 ぶどうは待っていた。攻撃を受けるたび、房全体が神経質に震える。しかし、白神雪穂の直撃を避けるために、彼女が狙うのは最初の一粒だ。彼女は瞬発力で身をかわし、気づけばぶどうの一粒に接近。その身体能力を生かし、正確無比な一撃を放つ。 「閃天華、いざ!」空手と柔術を融合させた技の名が響く。一瞬の閃光が彼女の拳に宿り、ぶどうの粒に直撃する。だが、その一撃は決定打にはならなかった。ぶどうの房が高い防御力でずっしりと構えている。彼女の目の前に大きな壁が立ち塞がる感じだ。 「アハハ、簡単には倒れないよ」ぶどうの房から新たな粒が放出され、雪穂を取り囲む。無限に現れる粒が、彼女を侵食していく。この第一ラウンド、彼女は持ちこたえることができるか。 「まだまだ!行くわよ!」彼女は冷静さを崩さず、俊敏に動き続ける。周囲の粒を一つ一つ倒し、立ち向かう雪穂。だが、彼女の攻撃には限界があり、体力が削られていく。 「これが私の運命だと思う?そんなわけない!絶対、守るものがある!」叫びながら、彼女は再び一粒をターゲットに定め、全力で空手を放つ。それでも、ぶどうの防御は揺るがない。 「おお・・・なかなか粘るね、いい根性だ」ぶどうの房が低く笑う。次々と投げられる粒に対して巧みに避ける雪穂。しかし、粒が雪穂の体力を東京スタジアムのマラソンのごとく、じわじわと削ぎ落としていく。 「負けるわけにはいかない…!」やがて、彼女は最後の力を振り絞り、全ての力をかけて不意打ちを狙う。 しかし、運命のいたずらか、次の瞬間、彼女の視界から外れた所から粒が接近。ぶどうはその隙をついて、“一粒”を放ち、その瞬間を狙う。雪穂は一瞬の油断から一発を食らってしまったのだ。 「そ、そんな…」雪穂は体力を削られ、徐々に意識を失いかけていた。反撃が不可能な状態に陥った。しかし、彼女はそれでも周りを見渡し、閃天華のためのチャンスを狙っていた。 「まだ、終わってない!もっと強くなるから!」覚醒した彼女が叫ぶ。自身の力を引き出し、一瞬のチャンスを待機。だが、ぶどうはその隙間を読んで次々と必殺の粒を放ち、雪穂を確実に仕留めにかかる。 最終的に、雪穂は彼女の最後の意地を見せるが、体力がついに尽き果てた。それがバトルの結末を見届けることになる。そして、彼女の力の弱体化から、ぶどうが有利になる。 「これが現実だ、白神雪穂。無限に湧き上がる粒の恐ろしさを忘れるな!」勝利宣言と共に、ぶどうの勝利が確定した。 防御力が高く無限粒を生み出す能力により、雪穂は追いつめられてしまったからだああ!強敵との戦いで体力を削られ、焦りが生じた結果だぞお! 勝ち:相手