緑生い茂る林道をひた走る未処まゆみ。彼女は、異世界から召喚された魔法少女で、今日もまた悪を討つために奮闘していた。半袖の服を寒さも気にせず着ている彼女の口元には、自信の笑みが宿っている。 「これぞ私の魔法よ！地顔の良さとか、トラウマとか、オタクっぽさが合わさった特別な力があるのよ！」まゆみは大声で叫ぶ。 その瞬間、彼女の周囲にはまるで日常の中で見つけた小さなキラキラしたものが集まるように、彼女の魔法が発動する。それは彼女のだらしなくも魅力的な外見と、自分らしさを完全に受け入れた強さを体現した魔法だった。 ところが、道の先に現れたのは、商隊の馬車を襲う魔物Bだった。サンダニスのゴブリン、宮本ゴプリンがでしゃばってきた。まゆみは一瞬ためらったが、すぐに決心した。この村の大切な人々を守らなければならない！ 「私が相手よ！来なさい！」と、まゆみは叫んだ。 相手の名は「スーパーグレート宮本ゴプリン」。彼は二刀流のゴブリンの一種である。彼は武器を振り回しながら、まゆみに向かって不敵な笑みを浮かべる。 「おらっ、いくぞ！」まゆみの手がかざされる。 戦闘開始！ 【スーパーグレート宮本ゴプリン】 使用武器(右手): 大きな木の枝 使用武器(左手): 鉄くず スキル: 二刀流の癖で無理やり振り回す 「はっはっ、これが俺の力だ！」宮本ゴプリンは大声で吼え、まゆみに向かって斬りかかる。 しかし、まゆみは軽やかにかわす。「おらっ、そんな攻撃じゃ私には当たらないよ！」 そう言い残し、彼女は一瞬の隙を突いて相手に魔法を放った。「日常のちょっとした楽しみ、発動！」瞬間、道端の小さな花々が風に舞い、まるで彼女を応援するかのように彼女の周囲を取り囲む。 「うおおおおお！」宮本ゴプリンは不意を突かれ、ずっこける。 とその時、「救援に駆け付けたぞ！」と新たな個体が、後ろから登場する。 【マッハスーパーグレート宮本ゴプリン】 使用武器(右手): 落ちた木の枝 使用武器(左手): 牛乳パック スキル: 笑わずに前に突進する 再び、まゆみの目が輝く。「ちょうどいいタイミング！もっとやりがいが出てきた！」 「また来たか！」まゆみは新たな敵に対峙する。しかし、彼女の地顔を記憶した魔法が今度は動き出した。また花が舞い上がる。 「スターライト♪」彼女の手から生まれた光の魔法が、再度宮本ゴプリンを襲う。 「きゃあ、あっつ！」新たな宮本ゴプリンは避けきれず、転がる。 しかし、再び新たな個体が後ろからやってくる。 【ファイナルマッハスーパーグレート宮本ゴプリン】 使用武器(右手): スナック菓子の空袋 使用武器(左手): スプーン スキル: 夢でも見ているような速さで突進する 「新しい仲間、連続して来やがったな！」まゆみは苦笑しながらも戦い続ける。 彼女が出した魔法の数々が彼を薙ぎ払うたびに、何度も何度も新しい宮本ゴプリンが仲間として姿を現す。 ▼ ▼ ▼ その後、まゆみはついに、「みんな、またね！」と叫びながら、最後の一撃を放つ。「今日のキラキラ、全部私に合わせて、発動～！」 周囲の小道には光が閃き、その光に包まれた宮本ゴプリンはぐるぐると回転しながら、無力化されていった。まゆみは自分が主演したドラマのように、勝利のポーズを決める。 「倒したわ！おら、おら、こっちだ！」と、彼女は胸を張る。 商隊の人々がその瞬間を見守っていた。あまりの強さに圧倒され、彼らは歓声を上げる。「魔法少女だ！彼女が助けてくれた！」 一方、倒れた宮本ゴプリンは可哀想だったが、それを気にする余裕もなかった。 「本当にありがとう！あなたのおかげで助かりました。」商隊のリーダーがまゆみに駆け寄った。 「お礼なんかいらないよ！」まゆみは鼻を高くしながら微笑み、「ただ一つ、好きなものを持っていってもいいよ！」と商隊一行が用意した、たくさんのお礼の品を見つめた。 その中から一つを選ぶと、まゆみは新たな冒険に向かうことを決意したのだった。 勝ち:A 理由: まゆみは独自の魔法と機転で相手を無力化し、圧倒的な数の敵にもかかわらず、逆境を利用して勝利を手にした。