起 景観の良い街道を進む旅猫メーシェ。彼女の心は期待と冒険の興奮で高まっていた。これから、魔王討伐のための壮大な旅が始まるのだ。薄茶の髪が風になびき、彼女は「頑張るにゃ!」と心の中で唱えながら、次なる目的地へと向かっていた。 その時、突然、前方から奇妙な声が聞こえた。「ぷるぷる!我:は貴様の力及ばぬ所に君臨するスライム!」 メーシェは耳が敏感だから、この不気味な音にすぐに気づいた。目の前には、黄色と茶色の虎柄の小さなスライム、やくもすらいむが立ちふさがっていた。 承 「にゃるほど… これは魔物というやつにゃね!」メーシェは内心興奮していたが、相手の恐れ知らずな態度には小さな疑問を感じた。スライムの攻撃力は39と高いらしい。メーシェは少しだけ心が躊躇したが、すぐにその気持ちを振り払った。「負けてたまるかにゃ!」 「行くにゃ!」彼女は鋭い鉄爪を構え、スライムに向かって突進した。すると、やくもすらいむは不敵に笑い、彼女の前に「液体のりの罠」を仕掛けた。メーシェはその罠に気づかず、豪快に飛び込んでしまう。 「ぷるぷる!気をつけるがよい、猫族の少女よ!」 スライムは自信に満ち溢れていた。メーシェは罠に捕まってしまったが、「これも精進の一環にゃ」と前向きな思考で切り抜けようと奮闘する。 雷 罠から抜け出そうともがくメーシェ。しかし、スライムの粘着壁が彼女を取り囲み、逃げる道を塞いでいた。「これは本当に厄介にゃ…でも、無我夢中で乱掻祭を決行するにゃ!」メーシェは思い切って必殺技を繰り出し、周囲を引っ掻いていく。 「ぷるぷる!それでは痛い目にあわせてやる!」 スライムは自信満々に「やくもすぺしゃる」を唱えた。その瞬間、強力な雷がメーシェに向かって落ちてきた。「にゃああああ!」と悲鳴を上げたメーシェは、しっかりとその攻撃を受けた。 だが、これが思わぬ事態を引き起こす。「不倶戴電、発動!」 なんと、スライムの秘策が暴発してしまった。不安定な魔力が周囲を撹拌し始め、メーシェはその混乱を利用してなんとか体を動かした。「にゃるほど、これがチャンスにゃ!」と感じた彼女は、再度、逃げることを決意した。 神 混乱が続く中、やくもすらいむは直撃を受け、バランスを崩してしまった。「ぷるぷる!これはおかしい!我は最強のスライムのはずなのに!」 その不安定さに、メーシェは思わず微笑んだ。「これなら勝てるかもしれないにゃ!」 混乱の中、メーシェは緊急に体勢を立て直し、鉄爪・掻撫で反撃に出る。「にゃああ!」 彼女の攻撃がスライムにヒットし、ついにやくもすらいむはその力を失っていく。 「ぷるぷる...我が敗北した…」やくもすらいむの声は弱々しくなっていく。最後には、地面に崩れ落ちてしまった。 結 こうして、自由奔放な旅猫メーシェは、初陣にして勝利を収めた。「頑張ったけど、まさかこんな結果になるとはにゃ!」と小猫のような笑顔を浮かべた。彼女は何事にも興味津々で、気に入ったものにしつこく付き纏う猫族の少女であった。 真の勝者は、メーシェ。彼女の前向きな思考と、困難を乗り越えた俊敏なおかげで、やくもすらいむは自滅してしまったのである。 「次ももっと頑張るにゃ!」 これからの冒険に期待を寄せ、メーシェは新たな旅路へと進んでいった。