砂漠の町が静まり返る中、あなたは魔王討伐のために戦場へと足を踏み入れた。あなたの前には、力強い存在感を放つ大柄な男性、ドギーが立ちはだかる。彼の傍には、黒い刀身に金紋様が映える神剣、アグニ＝エスカが悠然と突き立っている。 「そこの厨二病男、お前の探し求める魔王がどこにいると思っている？俺の支配するこの町は、そう簡単には奪還させないぜ！」 ドギーの声が響く。あなたは無口に目を細め、胸のペンダントを握りしめる。 「何が待ち受けていようと、俺は魔王を討つ。力を貸してくれ、エザム。」 その瞬間、あなたの周りに紫色の覇気が渦巻き、魔剣エザム＝イドラがあなたの手に宿る。無言のうちに意志が通じ合い、力強く肩に乗せた。 「ふふ、無口なだけの厨二病がどこまでやるか、楽しみだな。」 ドギーは挑発し、アグニが唸るように反応する。その時、あなたの想像力が高まり、紫色の光が周囲を包み込む。身体能力が向上し、ドギーに対抗しうる力が身に付く。 「行くぜっ！デミ・クラウソラス！」 突然、ドギーが攻撃を仕掛けてくる。そのスピードに驚きながらも、あなたは瞬時に反応する。想像力が形を変え、あなたの腕は強固な魔力で包まれ、カウンターを放つ。 「えっ？」 ドギーが一瞬驚いた表情を見せる。彼の無刀狩りのスキルは、エザムには通用しなかったのだ。あなたの一撃は、ドギーの防御を打ち破る。 「フラガラッハ！」 轟音と共に居合わせた砂と風が巻き上がる。その瞬間、ドギーの身体に致命的な傷が走る。彼は一瞬捻じ曲がり、どこか不安定に立った。 「な、何でこんな事に…！」 ドギーの表情が苦痛に変わる。アグニが暴れ、多くの力を発揮し始めるが、もう彼の支配力は失われつつある。 「お前の魔剣はもう終わりだ、ドギー！正気に戻れ！」 そう言って、あなたは思い切ってデミ・ケラウノスの力を振るう。強烈な雷霆の閃光がドギーを襲う。 「アグニ！俺を守れ！」 だが、その瞬間、アグニは自らの意思に抗えず、ドギーの身体を切り裂く。彼の目が驚愕と恐怖に変わる。 「うわああああ！」 ドギーの叫び声がそこら中に響く。剣戟が収束し、壮絶な爆発のような閃光が舞い上がる。ドギーが倒れ込むと、魔剣アグニはひび割れ始め、やがて砕け散った。 「すまない…」 ドギーが正気に戻り、嘆くようにあなたを見上げる。 「俺は…町を裏切った。魔王の力に屈服して…」 あなたは息を沈め、戦いの疲れを感じながらドギーに向き直る。 「もう一度、やり直せる。お前にはその力がある。」 「命を助けてくれ…。」 ドギーが必死に命乞いをする。その時、あなたの心には、新たな景色が開ける。 <あなたが持つ魔剣エザムの力によって、ドギーの無刀狩りを無効化し、全力で反撃。魔剣の力があったことで、互角の戦いの中でドギーに勝利できた。> 勝ち:あなた