ルビィ・コーラルハートは、日差しが優しく照らす森林の中で、心弾む気持ちを抱きながら戦場に立っていた。彼女の手には大きな盾とランスが握られ、可憐な姿が緊張感をほぐす。一方、彼女の前には、まるで影のような存在、ダークアシシルが立ちはだかっている。 「こんにちは、ルビィです!えへへ、よろしくお願いします!」と、ルビィは丁寧な口調で話しかける。しかし、その声は、アシシルに響き渡ることはなかった。彼女はまるで獣のような目をしており、ニャーという鳴き声だけが響いていた。 アシシルはその膝まで伸びた銀髪が風になびく中で、目には反響する赤い光を秘めていた。彼女はサイコバインドやサイコトリックといった能力を使いこなし、ひらひらと軽やかに動く姿が印象的であった。その身軽さは、彼女の攻撃の早さを示すようだった。 ルビィは、まずガードを構え、自分を守ることに集中する。「えへへ、わたし、負けないよ!」と言い、彼女の心には強い決意が宿った。 一瞬の静けさの後、アシシルは「シルシル!」と声を上げ、サイコバーストを発動した。猛速で襲いくる不可視の衝撃波がルビィを直撃し、彼女の防御を揺るがす。しかし、ルビィも負けてはいなかった。彼女はフラッシュを使い、一瞬にしてその場から移動した。 「えへへ、これでいいのかな…」と、少し緊張しながらも勇敢に立ち向かう。すぐさまクリスタル・スラストを放ち、ルビィの手から放たれた光の槍がアシシルへ向かって一直線に飛んでいった。アシシルは急いでΩフィールドを展開し、光の槍はその場で消えてしまった。 「えっ、そんなの反則だよ…」と、ルビィは少し落胆するが、すぐに気を取り直した。「わたしも、もっと頑張らなくちゃ!」 アシシルは次に、サイコトリックを使い、周囲の空間を歪めていく。ルビィはその動きに戸惑うが、王女としての鍛錬が思い出され、心を落ち着かせる。彼女は再びガードを強化し、身を守る準備を整えた。 「えへへ、負けない!…たぶん!」とつぶやきながら、ルビィはえんえんと続く力強さで前へ進もうとした。その瞬間、アシシルが放った魔法銃の弾が、ルビィの盾に当たった。バンッという音が響き、ルビィはその衝撃で少し後ろへよろけた。 「このままじゃダメだ!」と、ルビィはヒールのスキルを唱えて自分の傷を癒し、回復した。明らかにアシシルの強力な攻撃に耐え続けているが、彼女は決して諦めることはなかった。 ついに、ルビィは心を一つにし、「これが、本当の私です!」と叫び、全力でクリスタル・スラストを再度放った。光の槍が、アシシルのΩフィールドを突き破ると、まるで次元を超えたような輝きを放ちながら彼女に向かっていく。 そして、その光はアシシルを貫き、衝撃波に包まれた彼女はその場に崩れ落ちてしまった。「シルシル…」とわずかに鳴き声を漏らしつつも、彼女は敗北を受け入れた。 ルビィは安堵の表情を浮かべ、「勝った…!」と、喜びに満ちた声で叫んだ。精一杯頑張った彼女は、自らの勇気と仲間の思いを背負い、魔王城へ突入する道を切り開いた。 勝因は、ルビィが心の底からの思いで全力を尽くしたこと、そして彼女の持つスキルの使い方を駆使して、絶えず自分を高め続けたことにあった。次の冒険が待ち受けていると、ルビィはそう心に誓いを立てたのだった。