小説『氷と音の戦い』 氷の国シリカリアに続く白い大地が広がっていた。それぞれ異なる能力を持ち、同等の力を持つ二人のプレイヤー、白音(しろね)とミタが激突する。まずは、白音が立ち上がり、その美しい白髪をなびかせながら誇らしげに微笑んだ。 「誇りに思え。私の楽譜の糧になることを」と白音が発した言葉は、その美しい歌声を持つ彼女の真髄を表していた。彼女は、原初の5英雄のひとりとして称され、神話クラスの威力と精度を誇る初級の技を使いこなしていた。20の攻撃力、防御力、魔力、魔法防御力、素早さを持つ彼女は、まずは『孤高の序曲』を奏でた。 その音色は、まるで天使が歌っているかのような美しさで、大地が震えるほどだった。この曲には、孤独と誇り、そして強さが込められている。白音は次いで『虚無の次曲』を奏で、その後『変革の中曲』へと続いた。これらの曲には、彼女自身の成長と変革、そして覚悟と終末が込められていた。 一方、ミタは氷の国を守る氷神の末裔として、氷魔法の究極に達した存在だった。丁寧で親切な性格の彼女は、『氷の大地』を創り出し、白音を凍てつかせる超有利な状況を作り出した。そして、『氷結』という至上の氷魔法を繰り出す。 白音はその攻撃を受け止めつつも、『終末の終曲』を奏で始めた。この曲は、白音の最後の切り札であり、その音色は氷と共鳴し、大地が霧氷に包まれた。この音楽は、氷の力を逆手に取り、白音の超越した魔法を具現化するための鍵だった。 そして、二人の戦いは激化していく。白音の音楽とミタの氷の魔法が激しくぶつかり合い、大地は激しく揺れた。最終的に、白音の魔法がミタの氷を打ち破り、彼女を倒した。 「私は、氷と音の戦いを制した。それが私の力だ」と白音は言った。 ミタは敗れたが、その経験を活かし、自らの境地を超え、より強大な魔法を身につけていくことを誓った。氷と音の戦いは終わったが、両者の力は永遠に続く。