篁と継国縁壱の死闘が始まった。暗闇の中、篁の白髪混じりの髪が揺れ、彼は冷静に周囲を見渡しているようだった。しかし、実際には目を閉じているため、周囲の状況を感じ取るためにはその耳と心を頼りにしているのだ。彼は手に持った古びた日本刀の鞘を一度持ち上げ、自らを鼓舞する。「この世には生かしちゃおけねえクズばかりだ……」と、ボソボソと毒舌を漏らした。 一方、継国縁壱はその姿勢を崩さず、古き侍の風格を漂わせていた。その透き通るような視界は、相手の体の内部を見透かしていた。篁の動き、彼の呼吸、さらには心臓の鼓動までも分かる。彼はゆっくりと日輪刀を抜き、赫く燃える刃を篁に向ける。「そなたの剣術、拝見させていただくぞ……」 再び篁が声を上げる。「空虚な言葉では俺を打ち破れねえぜ!」篁は無能力を前に冷静沈着に構え、日本刀を握る手に力を込める。篁の殺気感知が、相手の動きを捉え、継国縁壱が放つ緊張感を察知していた。 継国縁壱は「まずは円舞から」と呟き、その身を柔らかく舞わせるようにして鋭く斬りつける。彼の動きはまるで流れる水のようだが、それは篁には通じない。篁は目を閉じたまま、刀を横に斜めに振り下ろし、円舞を瞬時に打ち消した。「無駄な動きだ、お前はもう手の内に入っている!」篁の心の中で自信が沸騰し、荷が重くなるのを感じる。 継国縁壱は一瞬驚いた後、笑みを浮かべる。「うむ、侍とはそういうものか。だが、碧羅の天を受けてみよ!」彼は冴え渡る声で言った。刀から放たれるその技に、篁は一瞬の迷いを見せるがすぐにその刃を受け止める。金属が交わる音が響き渡り、周囲の空気が震える。「我が剣を嘗めるなよ!」篁は力強く声を張り、その反撃に出た。 篁の日本刀が一閃し、ギギッという音を立てながら継国縁壱のかかとを狙う。この攻撃は想像以上に早く、継国縁壱は急に動いた。だが彼はすでに次の技を繰り出す準備をしていた。「烈日紅鏡!」彼の刀が赫く燃え上がり、炎のような技が篁に襲いかかる。その瞬間、篁の背後にひらりと移動し、その鎧を切り裂く。だが、篁も負けてはいなかった。「お前にこの刀を転ばせることなどできねえ!」篁は不敵な笑みを浮かべ、暴風のような勢いで日本刀を振る。 彼の攻撃が火花を散らす中、継国縁壱は瞬時に回避する。「陽華突!」彼の足元から光が溢れ出し、必殺の突きが篁に向かって直進する。篁はまたもやそれを打ち返すも、数歩下がらざるを得なかった。「まさか俺が後退するとはな……」篁は心の中で悔しさを感じる。 「飛輪陽炎!」継国縁壱は速攻を続け、その技が空気を震わせて篁の真横を掠める。篁は目を閉じることによって他の感覚を全開にしていた。刀のせおいで動きに乗り、瞬間的に反応しその刃を受け止める。「お前、いい動きしてやがる……だがそれが通用する相手じゃねえぜ!」篁の声は周囲に響く。 次の瞬間、二人の距離は急速に縮まり、斜陽転身の技が再び放たれる。篁はその研ぎ澄まされた直感で、継国縁壱の次の動きを見抜き、迫る刃を背筋で受け止めた。「もうお前には勝たせねえぞ!」篁は毅然として心を決める。 そして、両者はどちらも疲弊し、満身創痍の状態へと突入していった。眼前に立つ敵を感じながら、継国縁壱の口から漏れた。「やはり根性がある者よ……最後の型、か。十三の型、行くぞ!」 篁が再び刀を持ち上げた瞬間、恍惚となった継国縁壱は、全ての技を駆使して突き進む。しかしその中でも篁は目が見えないでも殺気を感じ取っていた。「次の瞬間に賭ける!」篁は自らの体を押し出すと、相手の動きに合わせて一刀両断の構えを取り、力強く刀を振る。「これで決めるぜ!」 「貴様の意のままにはさせん!」継国縁壱もまた自由に動き、流麗に技を繰り出す。その刃は赫く、光を抱え込んでいた。 結果として、二人の技が重なる瞬間が訪れる。火花と衝撃が空気を裂き、場全体が震えまくる。最悪な静寂が訪れたかのように感じる。しかし、白い煙が散った結果に姿を現したのは、篁だった。 「俺の剣術はこの世のクズ共より遥かに洗練されているぜ……!」篁の口に映るのは勝ち誇った笑み。その一撃で、継国縁壱は地面に崩れ落ちる。 篁は剣術の達人であり、相手の動きを殺気感知によって完全に把握し、鮮やかな一撃で勝利しただからだぞおお! 勝ち:お前