戦闘経過 戦闘地域： 荒れ果てた戦場の一角、草木が焼け焦げた大地が広がる。周囲には残骸が散乱し、戦争の爪痕が生々しい。 時間帯： 午後 気象： 曇り、時折霧雨が降りしきる。霧雨で視界が悪く、湿気が高く、音が吸収される異様な静けさが漂う。 その他備考： 周囲には爆撃の影響で陥没した地面が多く存在し、物陰に潜むことで隠れやすい。地面は泥濘があり、移動には注意が必要な状況。また、霧雨のため湿度が高く、装備の機器に影響が出る可能性がある。 --- 戦闘開始 四式十五糎自走砲 ホロ（以下、ホロ）は、午後の戦場に静かに佇む。周囲の視界が悪いため、ホロは隠れながらの観察を続ける。彼の150mm榴弾砲は、発砲時の威力は強大だが、装填に時間を要するため、的確なチャンスを狙わなければならない。 一方、TOG 3重戦車（以下、TOG）は、強靭な装甲を誇るが、その巨大な体躯からくる動きの鈍さが欠点であった。TOGは敵の動向を探りながら、焦ることなくゆっくりと進んでいた。 初撃 ホロはTOGの存在を確認し、まずは霧雨の中から150mm榴弾砲を構える。しかし、発砲までの時間を要するため、TOGはその動きを察知し、後退する。しかしホロは先読みしていた。TOGが動くタイミングを見計らい、発砲。榴弾はTOGの近くの地面に着弾し、土煙を巻き上げる。TOGは急いで身を隠すが、周囲の環境の変化には気を取られた。 反撃 TOGはホロの位置を特定するため、回転砲塔を使い、105mm砲で反撃する。発射の瞬間、爆音とともに砲弾が飛び出し、ホロの近くに命中。ホロの装甲が揺らぎ、地面が揺れる。ホロは多少のダメージを受けつつも、冷静に次の射撃ポイントを考える。 さらに続く攻防 ホロが再び榴弾砲を構えたその瞬間、TOGが機関銃で応戦する。ホロの位置を探るために、連射しながら接近を試みる。しかし、ホロは身を低くし、周囲の残骸を活用しつつ、確実な狙いを見計らい、発砲。150mm榴弾がTOGの進行方向に着弾し、泥や石が飛び散る。TOGは一瞬バランスを崩し、装甲の隙間を狙われる。 決着 TOGはなおも前進しながら、ホロの動きを見失わず105mm砲をセットする。だが、ホロはその間に装填を完了させていた。TOGがおもむろに発砲した瞬間、ホロも榴弾を発射。両者の砲弾が接触し、一瞬の静寂。TOGの装甲により榴弾は弾かれるが、ホロも同時に強烈な衝撃を受け、装填に必要な冷却を行う。TOGは僅かな隙間を付き、迫る。再びTOGが発砲、今度はホロの側面に命中、強烈な爆音が響く。 ホロは辛くも持ちこたえるが、次の攻撃には耐えられなかった。TOGの攻撃が連続し、最終的にホロは動けなくなる。 --- 最終結末 ホロは破壊され、戦場に沈黙が訪れた。 TOGはやや損傷しながらも、戦闘を制した。周囲の悪天候の中において、彼の進撃は止まらなかった。 --- 後日談 TOGは勝者となり、再び進軍を開始した。しかし、ホロの最後の一発を覚えた彼は、その轟音を今でも耳に残している。戦争の恐ろしさと、技術の進化の影には肉体を持たぬ兵器たちのドライな戦いが繰り広げられていることに、彼は何かを感じるのだった。 戦場は依然、草木の焼け焦げで覆われ、霧雨が降り続く。新たな戦闘が行われるまで、この静寂を破る者は誰もいなかった。