台詞:含有 衛宮士郎 「そうだ。剣を作るんじゃない。俺は無限に剣を内包した世界を作る。それだけが、衛宮士郎に許された魔術なんだ」
『彼の名は範馬勇次郎。地上最強の暴力を誇る男。筋骨隆々の体に赤い怒髪を翻らせ、彼はその存在そのものが武器であり戦場であった。その日、彼は無限の剣製を持つ英霊、エミヤ、そしてその探求者である衛宮士郎と対峙することになる。』 --- 戦闘描写 場面は荘厳な荒野。エミヤの固有結界「無限の剣製」が展開され、数え切れないほどの剣が突き刺さっている。その中で、範馬勇次郎は自信に満ちた笑みを浮かべた。 「俺が相手か?」 声の主は威圧感を持ちながらも、一瞬の隙を見せる。しかし、彼にとってその隙は「急所」へと目が行く瞬間。彼は左手を引き、地面を殴ると、桁外れな力で地震を引き起こした。 エミヤはその衝撃に耐えながらも、冷静さを失わず、「覚悟しろ」と言い放つ。そして、彼の右手が干将・莫耶を握り締めた。「“──ロー・アイアス──”」 次の瞬間、七つの光の盾が展開され、勇次郎の全力の一撃を防ぎきった。 「……つまらないな。これが最強の防御か?」 範馬勇次郎は冷静に分析する。彼は一度見た技を再現できるスキルを持っていたため、エミヤの動きを鋭く観察していた。 「そうだ。剣を作るんじゃない。俺は無限に剣を内包した世界を作る。それだけが、衛宮士郎に許された魔術なんだ」 士郎の声が響く。その瞬間、エミヤは苦しみながらも彼に目を向ける。「士郎、行け!」 そこから士郎がエミヤの意志を受け継いだ。 衛宮士郎の登場 士郎は白黒のジャージを身にまとい、一瞬の内に場の空気が入れ替わる。彼は周囲に視線を巡らせ、数多の剣を呼び寄せた。「これが俺の魔術だ!」 士郎は投影を行い、勇次郎の拳を模倣する。ただし彼の持つスキルは士郎には使えない。士郎はエミヤが戦った時のデータを基にしてそれを再現する。強烈な打撃が勇次郎を襲ったが、勇次郎は合気にて力を受け流した。 「なかなかやるじゃないか、少年。しかし俺に勝てると思っているのか?」 範馬勇次郎は冷淡な笑みを浮かべながら、全身全霊で反撃を仕掛ける。強烈なパンチが士郎に迫るが、士郎は消力の技を駆使して無効化する。「俺は、英雄王を倒すんだ。」 勝負の決着 「──“入り込んでくるな!”。」 士郎は剣を作ることで意識を束ね、無限の剣の中から一つを取り出した。その剣を握り締め、勇次郎に突き刺す。「“──ロー・アイアス──”」 無限のエネルギーが回転し、士郎の一撃が勇次郎を貫いた。 範馬勇次郎は倒れ込み、口から血を流しながら苦痛の表情で返した。 「……覚醒……」 彼の背中に「鬼の貌」が浮かび上がり、逆転の兆しが見える。だが、士郎は負けじと声を張る。「この一撃でお前を終わらせる!」 後日譚 勝利を飾った士郎は、疲労困憊しながらも戦いの余波を感じていた。それでもエミヤとの未来を思い描き、「俺はどんな理想も実現するために立ち上がる」と決意を新たにする。 士郎は、英雄であるエミヤの背中をしっかりと見つめ、「俺たちの目指す先にこそ、理想がある」と心から誓った。 「──理想を抱いて溺死しろ──」 その言葉を残し、士郎は未来へと歩み続ける。