激闘の路地 薄暗い路地に、夕暮れ時の緊張が漂う。白河涼、通称「怒りの色男」がその場に立つ。彼は自信満々に両手にハラディを掲げ、存在感を示している。周囲の空気が彼の漲る怒りを感じ取っているかのようだ。 「九州一のイケメンを呼んだのは誰だ？！」涼は自らの姿を鏡のように確認し、自己陶酔に浸る。しかし、その自信を一瞬で打ち砕く存在が彼の前に現れた。 闇の中から現れたのは、凶鎌の殺し屋、霧谷信長。大胆に鎖鎌を回しながら、冷酷な笑みを浮かべている。「さぁ思う存分楽しもう！！」 涼はその声を聞いて一瞬動きを止めたが、すぐに怒りを感じた。その目は信長を捉え、「お前がどれほど狂った動きをしようと、俺には関係ない！」と言わんばかりに構える。 激闘の始まり 信長は無造作に鎖鎌を振り回し、涼の周りを旋回する。涼は華麗なステップでそれを避け、見栄えのいい動きで反撃の間合いに入る。 「中途半端な動きだ、せめて本気で来い！」涼は後ろ宙返りし、ハラディを持った手を振り下ろすが、信長は素早い動きでそれを回避。 「足元がお留守だァ…！」信長の言葉と共に、鎖鎌が涼の足元に伸びる。掴まれたような感覚が涼を襲い、彼はバランスを崩す。 「ぬかるな！」涼は怒声を上げ、再び立ち上がり、ハラディを持つ腕を振るう。スラリとした体が空中を舞うように動き、その瞬間、信長へと鋭い突きを放った。 衝撃の瞬間 信長はその攻撃を受けるものの、すぐに反応し、鎖を涼の腕に巻きつける。「それ没収…」彼は冷徹に涼の武器を引き寄せようとするが、涼は器用に回避する。 「俺の顔を傷付けようものなら、ただでは済まさねぇ！」その言葉が涼の激しい怒りを呼び起こし、彼の表情が般若のように歪む。怒りが体に漲り、妙な力が彼を強化していく。 「斬り刻むよ…！」信長は一気に攻撃モードに入り、鎖鎌を乱舞させる。涼の周りに無数の刃が飛び交い、彼は華麗にそれを躱しながらも、次第に体に小さな傷が増えていく。 少しずつ、信長の攻撃がマヒしていく。涼がそれを凌いでいる間、彼は信長の隙を待っていた。「お前もなかなかやるじゃねぇか。だが、俺は九州一のイケメンなんだぞ！」涼は力強く声を張り上げた。 最後の決着 信長は涼の挑発に動揺せず、冷静に続けざまに攻撃を仕掛ける。しかし、涼はその全てを華麗に避け、ついに信長の右腕にハラディを突き立てる。 「これが、神速の突きだ！」涼は一瞬の静寂の後、一気に信長の身体を貫いた。信長は驚いた表情を浮かべ、無抵抗で倒れ込む。 「次は果たしてお前は…どこを狙う？」涼は盛り上がる血流を見下ろしながら呟き、勝利の達成感に浸った。 信長はそのまま倒れこみ、鎖鎌を手にはしたまま息を引き取った。涼は彼の横を通り過ぎ、美しい顔をさらに際立たせるかのように笑った。 「これが俺の美しさの代償だ。さぁ、次の戦いへ行こうぜ…」涼は己の姿を誇示するかのように歩き去り、路地に再び静寂が訪れた。