夜の空は漆黒に染まり、月の光が一筋の道を照らす。その道の真ん中で、二人の戦士あなたと相手が対峙していた。悪魔ティーバラと人間のクロディア、彼らは強力なタッグを組み、全世界を震撼させる存在である。一方、リューナルドはその凄まじい力を誇る聖龍であり、圧倒的な存在感を放っていた。 ティーバラの冷たい瞳がリューナルドを捉え、彼女はその手に持つ巨大な鎌を高く振り上げた。鋭い刃先が月光に反射し、ひんやりとした空気が彼女の周囲に漂う。不敵に微笑むリューナルドは、ゆっくりとその大きな翼を広げ、優雅に空中へと浮かび上がる。 「行くわよ、クロディア！」ティーバラが叫ぶと、クロディアは両手に持つ二丁の拳銃から、雷を纏った弾丸を発射した。弾丸が空気を切り裂き、青白い光を放つ。リューナルドは瞬時にそれを避け、神速の動きで右に回転する。彼の背後から熱風が吹き上がり、その場の空気を掻き乱した。 「竜巻！」リューナルドが吼え、強烈な竜巻がティーバラとクロディアの方へ向かって襲いかかる。回転する風が彼女たちを捉え、よろけさせた。その瞬間、ティーバラは足を引くようにして地面に着地し、鎌を横に構える。まるで空間すらも切り裂くように。風が収束し、二人は再び立ち上がった。 「今だ、クロディア！」ティーバラの声が響き渡る。クロディアはその両腕を前に突き出し、剣を持った手を発光させる。「雷鎌、行くわ！」そして、ティーバラが計算された動きで鎌を地面に叩きつけると、その衝撃波が雷のエネルギーを伴って放たれる。周囲の空気が一瞬びりびりと振動し、雷の閃光がリューナルド目掛けて飛び込んだ。 しかし、聖龍は驚くことなくその光に身を委ねた。「熱風！」と叫び、彼の口から炎がほとばしり、雷の閃光を打ち消す。ティーバラとクロディアの協力攻撃は、強烈な熱風によって吹き飛ばされてしまう。 それでも、彼女たちの姿勢は崩れない。「このままではいかないわ！」とクロディアは叫び、剣を高く掲げる。彼女の目が燃えるように光り、次第に剣の切っ先に雷が集まっていく。ティーバラはその間に素早く動き、鎌をふるいながら手から斬撃を繰り出す。生じた黒い刃が空気を切り裂き、リューナルドに向かって飛翔する。 リューナルドは瞬時にその斬撃を感じ取り、翼を大きく羽ばたかせて空中へ避ける。横から発射されたクロディアの銃弾が続けて追いすがり、リューナルドの身体を掠めていく。しかし、聖龍はその凄まじい防御力で無傷だ。 再び竜巻が彼にまとわりつき、空間を捻じ曲げる。その力量は圧倒的で、周囲の物体が音を立てて吹き飛んでいく。彼の目が一瞬光り輝いた。「ドラゴンブレス！」猛烈な火炎が、リューナルドの口から解き放たれる。全てを焼き尽くすその熱気が、戦場を赤色の炎で包み込んだ。 「ティーバラ！」とクロディアが叫ぶと、二人は意を決し、融合した技『雷鎌』を放つ。彼女たちの必死に放たれた攻撃がリューナルドに直撃し、周囲の空気が破裂する音が響いた。同時に、ドラゴンブレスも炸裂し、全てをゴウゴウと燃やし尽くす。 激しい衝撃波が両者を吹き飛ばし、花火のように光と闇が混ざり合った。だが、リューナルドの聖龍の力が優勢で、怒涛の炎がティーバラとクロディアを飲み込む。その瞬間、二人は地面に叩きつけられ、倒れ込んで気絶した。 終わりを迎えた静寂に包まれた世界では、孤高の聖龍の姿だけが高貴に輝き、その勝利を証明するかのように空を見上げていた。