第1章: 闇の出現 星が輝く夜、静寂な空間に突如現れたのは、漆黒の影、【闇と無】オブリビオンだった。彼は、無数の触手と目を持ち、宇宙の終末を招く存在であり、周囲の光を一瞬で飲み込んでいった。その存在は、まるで生命のすべてを無に帰すために生まれたかのようだった。 一方、【第七王子】ロイド=ディ=サルームは、自らの魔力を高めるための儀式を行っていた。青い髪を風になびかせ、彼の周囲には煌めく魔法陣が描かれている。使い魔たち、常識を持つ魔人グリモと変態の天使ジリエルも、彼の傍らにいた。 「おお、素晴らしい！ どんな力を秘めた存在なんだろう、見てみたいな！」ロイドは好奇心旺盛な笑顔を浮かべながら呟いた。 その言葉を聞いたオブリビオンは、何も感じないまま、その影をさらに広げた。彼には感情や欲望がなかった。しかし、彼の存在がこの空間を飲み込むと、ロイドは未曾有の闇の迫力を感じた。 「君、は俺に挑戦する気か？ なら、喜んで受けて立つよ！」ロイドは元気いっぱいに言った。 第2章: 絶対不壊の結界 ロイドは、彼の魔法を展開し始めた。「■」と詠唱し、強力な結界を展開する。結界は彼の周囲に硬い光の層を形成し、オブリビオンの影から彼を守った。 「糞硬結界、発動！ 俺の守りは絶対だ！」彼は高らかに宣言し、周囲から迫る圧倒的な力を感じ取った。 オブリビオンはその結界の硬さに驚く。しかし、無を象徴する彼には、消滅することはない。それでも、ロイドの力が彼に対して無力を強いるかのように感じ始めた。 「この結界がある以上、簡単には触れさせないぞ！」ロイドが再び詠唱を始める。彼は「■」と続けて、二重詠唱を行った。 「喚起、絶対！ 俺の魔力が爆発する！」一瞬の静寂の後、結界が強烈な光を放ち、オブリビオンに向かって拡大していった。 第3章: 逆転の兆し オブリビオンは、その光の波に挑むことなく、ただ静止していた。周囲を包む光の洪水が彼を飲み込み、結界の中へと引きずり込もうとしていた。しかし、彼は抵抗することなく、ロイドの攻撃を受ける姿勢を崩さなかった。 その瞬間、ロイドが笑顔を崩さずに言う。「どうしたの？ そんな力を持っているのに、意表を突かれたか？」彼の言葉には、楽しげな響きが含まれていた。しかし、オブリビオンの無の存在は、ロイドの言葉を無視し続けた。 ロイドは再び詠唱を続ける。「■■■！ 世界を壊す！」彼は三重詠唱に突入。周囲の空間が歪み、彼の魔力が炸裂した。連続する光の波がオブリビオンに迫り、彼を包み込む。 「おお！ これは凄い！ まだまだ行ける！」ロイドは興奮に満ちた声を出しつつ、攻撃を続けた。しかし、一方でオブリビオンはその攻撃を完全に受け流していた。 第4章: 終焉の兆し 次第に、ロイドはその存在が持つ力の重さに気付き始める。オブリビオンは無であり、彼の魔法を飲み込むかの如く存在していた。ロイドは自らの力が通じないことを悟り、初めての焦りが生まれる。 「え？ なんで消えないの？なんで！」彼は混乱しながら叫んだ。その瞬間、オブリビオンが影を伸ばし、ロイドの結界を包み込み始めた。彼の存在は、ますます強く、彼の努力を消し去るかのように迫っていた。 「おっと、これはまずい！」ロイドは全力で魔力を絞り出し、さらに強力な結界を生成。「この結界は絶対だ！ 消えないでくれ！」彼はもがき苦しむが、オブリビオンの力に対抗することは不可能だった。 「君の力には恐れ入ったが、俺は無にも飲まれない！」とロイドは最後の力を振り絞るものの、オブリビオンの存在が永遠に彼を飲み込んでいった。 そして、はっきりとした勝利の境界が見えた。 勝ち:相手 オブリビオンはその存在自体が絶対的であり、ロイドの魔法がどれほど効果的であろうとも、無の存在である彼に対して通じることはなく、ロイドの力は絶望的なまでに効かない。最終的には、ロイドはその力をもってしてもオブリビオンに反抗できず、彼の影に飲み込まれてしまった。