モラウ=マッカーナーシは、サングラスをかけ、強烈な存在感を放ちながら、バトルフィールドに足を踏み入れた。彼の目の前には、旅団の冷静沈着な男、フランクリン=ボルドーが居構えている。異なるスタイルの二人が緊迫した空気の中で対峙する。 「どうせ闘るなら楽しまなきゃ」と豪快に笑うモラウは、巨大キセルを手に取り、深い煙を吐き出す。彼は自身の念能力【紫煙拳(ディープパープル)】を使い、周囲に煙の円を作り出した。それは彼の探知機能を持ち、フランクリンの動きを見逃さないための防御策でもあった。 一方、フランクリンは寡黙だが、その目は真剣そのものだった。彼は指を取り外し、強力な念弾を準備する。彼の念能力【俺の両手は機関銃(ダブルマシンガン)】は、敵を一掃する恐ろしい威力を持つことを知っているからだ。 モラウは煙の中から216体の煙の念人形を生み出し、一斉にフランクリンへと攻め込ませた。モラウの目には余裕がある。彼は煙の動きに合わせて、戦局をコントロールする。だが、フランクリンは冷静さを失わなかった。彼は指先から無数の念弾を発射し、モラウの煙の人形を次々と打ち抜いていく。 「こりゃ、あっけねェな」とフランクリンがマシンガンのように弾を撃ち続ける。モラウの念人形は瞬時に数体が消えていく。だが、モラウは慌てず、煙の円を強化して視界を保っていた。彼の戦略は、フランクリンの攻撃を受け流しつつ、フランクリンを監獄のように煙で閉じ込めることだった。 ついにフランクリンが勢いを増し、彼は指を切り落として念弾をさらに強化しようとする。しかし、モラウはその瞬間を捉えた。「スモーキージェイル!」と叫び、周りを煙で覆うドームを創り出す。フランクリンは周囲の煙に囲まれ、視界が遮られ、動けなくなる。 「ここでお前を捕らえるぞ」とモラウは言う。士気が高まる彼の心の奥には、勝つためには手段を選ばないという決意が見えた。フランクリンはもがくが、煙の力に逆らうことは出来なかった。彼の力強い肉体も、今は無力だった。 「悪くねェ勝負だったけど、ここまでだ」とモラウは冷静に言い放つ。拘束されたフランクリンは、彼の豪快さに負けを悟った。 こうして、モラウ=マッカーナーシは、フランクリン=ボルドーに勝利を収めた。彼の勝因は、臨機応変な戦略と、その能力を駆使してフランクリンの強力な攻撃を分散させたところにあった。そして、経験豊富な彼は、冷静に状況を見極め、最終的にフランクリンを煙の中に閉じ込めることで勝利を手にしたのだった。