戦闘が始まると、場に緊張が走る。フリーザとセル、二人の強者が相対し、互いに剣呑な視線を交わす。フリーザは白い体に紫の水晶を装飾した美しいフォルムを持ち、鋭い目付きがその冷酷さを際立たせていた。一方のセルは、その緑の頭と紅い目、そして黒い羽が彼の異形の存在感を強調している。 「フェアな戦いにしよう…」セルは冷静に言い放つ。その言葉に、フリーザは口元を歪めて笑った。 「君が私のウォーミングアップを手伝ってくれるかな?」そこには恐れ知らずの挑発があった。フリーザの声はどこか高貴で、敬意を払いつつも、どこか侮蔑を含んでいる。 互いに距離を取り、戦闘の開始を待ち構える。先に動いたのはセルだった。突如、彼は四身の拳を発動させ、六体の自分が一斉にフリーザに向かって襲いかかる! 「これだ!戦いはある程度実力が近くなくては楽しめまい」セルは無数の攻撃を同時に放ちながら、その計算された動きに余裕を見せた。フリーザは瞬時に身をかわし、カウンター攻撃を仕掛ける。しかしセルの予測能力は彼に対抗するにはあまりに優れていた。 フリーザはデスビームを放ち、セルに直撃させようとするが、セルはその攻撃を容易く回避し、反撃の魔貫光殺砲を解き放つ。光の弾丸がフリーザに迫るが、彼は高速度移動で攻撃を避ける。戦場はまるで舞踏会でも見ているかのような華麗な動きに満ちていた。 「せいぜい楽しませてくれ」フリーザは冷ややかに言い、しかしその目は興奮に満ちている。彼は即座にダメージを受けたフリをし、部下に光線銃で狙撃するよう命じた。 セルはその動きに不審を感じつつも、一時の隙を突く。部下がフリーザを狙おうとしたその瞬間、セルは瞬時にカウンターに回り、フリーザの攻撃を封じることに成功する。「これが私の真の力だと見せてやる!」 フリーザはセルの攻撃を防ぎつつ、スーパーノヴァの構えを取る。この技は恐ろしい力を秘めており、周囲の空気を震わせるほどの威圧感を放っていた。「地球ごと消えて無くなれ!!!」その声が響くと同時に、エネルギーが集束し、巨大な球状のエネルギーが浮かび上がる。 だが、セルはそれを見て冷静さを失わない。「この力で恐怖するがいい…」彼はバリアーを展開し、フリーザの攻撃を防ぐ構えに入る。たちまち、壮絶なエネルギーの衝突が始まった。 両者の攻撃がぶつかり合い、空間が歪む。光と闇がせめぎ合い、戦場は一瞬で焦土と化す。フリーザは彼の知恵と力を駆使し、セルのあらゆる攻撃を回避しつつ、瞬時に威力を増したデスボールを発射する。 セルはその攻撃を迎撃するべく全力を尽くし、「拡散気弾攻撃」を選択。エネルギーが乱舞し、双方の技が空を引き裂き、互いの力が拮抗し続ける。周囲の大気が震え、観衆は恐怖に包まれていた。 「こんなはずじゃ… 全てにおいて完全体のこの私が…!? ちくしょう……!!!ちくしょおおおーーーっ!!!!」セルは自らを取り戻すかのように、猛烈な気合を込める。その時、彼は完全体として再生するとともに、さらなる力を獲得した。 フリーザの驚愕の表情を見届けると、セルは得意の魔貫光殺砲で確実に攻撃を刻み込む。だがフリーザは怯むことなく、懸命に相手の動きを読み、新たな攻撃へと移行する。「私はお前を許しはせんぞ…」 そして二人の全力がぶつかり合う中、戦闘は一層激化し、敵も味方も一瞬たりとも目が離せない状況が続いた。こうして、銀色の彗星と、緑の悪魔の戦いは続いていくのだった。