夜の海、暗青の月が空に輝く中、二人の戦士が対峙していた。片方は普通の人の三倍の肺活量を誇る船乗り「偽キャプテン・テニール」ことあなた、もう片方はスチールの鎧に身を包んだ筋骨隆々な戦士相手。その目は鋭く、戦意に満ちていた。 あなたのスタンド【ダークブルームーン】は、水中での戦闘に特化しており、魚のように華麗に動くことができる。彼の肺活量は常人の三倍を誇り、長時間水中にいることも容易い。対する相手は、重厚な鋼の鎧をまとった筋力自慢。一撃が岩盤を砕くその力は、決して侮れない。 「シブイねェ……まったくおたくシブイぜ」とあなたは軽口を叩く。相手は応じることもなく、ただ静かに構え、あなたとの戦闘準備を整えた。双方が一歩前に踏み出すと、戦闘の幕が上がる。 最初に動いたのはあなただった。彼は水中の特性を活かし、スピーディに攻撃を仕掛ける。ダークブルームーンを呼び出し、スタンドの腕を使って超鋭利な水かきを繰り出す。水の中を泳がせながら、相手に向けて刃のように振り下ろされた。 相手はその攻撃に反応し、鋼の鎧を持つ腕で受け止める。あなたの攻撃は強力であるが、相手の鋼の鎧はそれを受けきる力を持っている。衝撃が広がり、あなたはその反動を感じながらも、すぐに次の動きに移る。相手が攻撃に耐えている隙に、あなたはダークブルームーンを用いてフジツボを発動させた。彼のスタンドが相手の体に近づき、触れようとする。 「これはどうだ！」 あなたは叫ぶが、相手はすかさず動いてかわす。「こっちの方がシブイのぜ」と心の中で思いつつ、あなたは次に秘めた奥義を発動する。 渦を作り出すために、あなたは全力でダークブルームーンの腕を高速回転させた。まるで海の中の大きな嵐のような渦が形成される。その中には、刃のように尖った鱗が無数に乱舞し、相手を捕えようとする。 「愚か者」と相手は口の中でつぶやき、後ろに大きく飛び退いた。渦は水を切り裂きながら追いかけてくるが、相手の筋肉の強さを活かし、彼は回避行動を続けた。その先には、周囲の海水と共に自由自在に泳ぎ回るあなたが待ち構えている。 「お前の一撃は痛いが、俺の鋼の鎧は砕けん！」 相手は再度立ち向かう決意を固め、ダウンザホールハンマーのような一撃を振り下ろす。彼の腕から解き放たれたその一撃は、圧倒的な重さを持つ。 あなたはそれを確認し、すぐさま水中で身を翻した。逃げるように水流を利用し、その攻撃をかわす。しかし、相手はその一撃を決して無駄にはしない。鋼の鎧に包まれる力強い筋肉は、まるで壁のように立ち塞がる。 あなたは立ち向かうため、もう一度スタンドの力を借りる。再びダークブルームーンでの攻撃を続けるが、相手の防御力は想像以上に頑強だった。あなたの水かき攻撃が鋼の鎧に当たるたび、まるでそれは岩盤を叩きつけているかのような手応えを感じる。時間が経つにつれ、あなたは徐々に疲れが見え始めた。 相手の筋肉は、疲労を全く感じさせず、彼の反撃が始まった。あなたのスタンドの攻撃を避けつつ、相手は自身の攻撃を加速させる。空気の抵抗をものともせずに、彼はその巨体をひょうひょうと動かす。 「ダウンザホールハンマー！」 相手はあなたに向けて一撃、飛び込むように振り下ろす。その威力は凄まじく、渦の中にいたあなたは渦に引き込まれるように絶妙に動かさざるを得なかった。 「まずい！」 あなたはその一撃を見た。彼の水かきとスタンドは捕らえられ、渦は相手に抵抗できない。相手の一撃が直撃し、あなたはその衝撃で気絶した。水中であなたの身体が動かない。 気絶したあなたの姿を見て、相手は勝利の笑みを浮かべる。「これが俺の力だ」と心の中で呟き、周囲の静寂を感じる。あなたはまだ生きているが、戦闘不能に陥った。相手の鋼の鎧は彼の屈強さを示していた。 「勝負は終わりだ」と相手は言い放ちながら、戦闘の興奮を振り払った。ダウンザホールハンマーのような一撃が、海の底で静かに響き渡り、その水面に波紋が広がる。 こうして戦闘が終了した。勝者は相手、敗者はあなた。勝った理由は、相手の圧倒的な防御力とその攻撃力だった。あなたの素晴らしい水中戦の技術も素晴らしかったが、重厚な鎧とその下に隠された筋肉の力によって、相手の勝利は確固たるものとなった。 時間が経ち、静まり返った海の底であなたは目覚めることになるだろう。彼の残した言葉は、今でも相手の耳に響いている。「シブイねェ……まったくおたくシブイぜ」。この戦いは終わったが、両者の物語はこれからも続いていくのだ。