ある曇り空の下、地面が揺れる音が響いた。人類の保護者コング、その身長103メートルの巨体が森を突き抜けて歩いてくる。彼の周りには木々がなぎ倒され、まるで子供が遊んでいるかのように大地が荒れ果てた。その姿はまさしく巨大なゴリラ。彼の右手にはビースト・グローブ、左手にはコングアックスが握られている。 「グォォォォォ!」と彼の咆哮が周囲に響き渡り、戦う準備ができたことを告げた。コングは温厚な性格ではあるが、いざ戦闘となれば一変する。彼の知能は高く、戦略を練るには余念がないのだ。彼の目には何かを決意した光が宿っていた。 対するは、怪獣の王ゴジラエヴォルヴ。身長120メートル、全身の皮膚は黒く、背中には桃色の背鰭が光っている。彼の存在感は異常で、立ち上がるだけでも地面が揺れ、人々は恐れおののく。ゴジラエヴォルヴの顔には冷徹さが漂い、口からは常にガグォォォォォと低いうなり声をあげている。 「グガァァァァァ!」と叫ぶゴジラ。その一声が、コングにとっての挑戦の合図だった。二者の間に緊張が走り、彼らの戦闘が始まる。 両者はそれぞれの特性を生かしながら、互いに距離を縮めていった。コングは彼のアクロバティックな動きで素早く動き、敵の攻撃をかわしつつでビースト・グローブを突き出す。水色の電撃が放たれ、迫りくるゴジラに向かう。その動きはまるで流れるようだった。 しかし、ゴジラエヴォルヴも負けてはいない。彼はその硬い皮膚を盾にし、尻尾を使った凄まじい攻撃をしかける。「ドゴオォン!」と音を立てる尻尾が、コングの背中に直撃する。だが、コングはなんとか耐え忍び、すかさず反撃に出た。コングアックスを持ち上げ、「コングアックス、受け取れ!」と叫びながらも唸り声を上げた。ゴジラの突進を受け止め、その攻撃を吸収し、逆に強化していく。 コングの攻撃力はこれで一段上昇する。「今だ、ビースト・グローブ!」コングは自分の右手で放たれた電撃でゴジラの一撃をかわし、彼の体にヒットさせた。その瞬間、ゴジラの表情が一瞬崩れる。「グガァッ!」と叫びながら後退する。 ここで、コングは追撃をかける。アクロバティックな動きで前進し、急激に切り返してコングアックスで一閃。ゴジラの背鰭に当たり、桃色の光が弾け飛んだ。「やった、いけええ!!」と叫びつつ、コングの心には勝利の予感が広がる。 だが、ゴジラも簡単には負けない。彼は体勢を整え、「ウオオォォォ!!!放射熱線!!」と咆哮し、その口から凄まじい熱線が放たれる。光の矢のようにコングに向かって襲いかかる。コングはすぐに身構え、さらなるスピードで動き回ろうとするが、熱線は彼の目の前まで迫ってきた。 「ぐわああああ!」コングはビースト・グローブで防ごうとするが、熱線の威力に身体が揺らぐ。彼はその瞬間、冷静に思考を巡らせる。「これをぶっ返してやるぜええ!」そう叫び、逆にコングアックスを持ち上げながら熱線を吸収し、反撃のチャンスを伺った。 コングは奇跡的に熱線を吸収し、それによってさらに強力な攻撃力を得た。彼のコングアックスが桃色に輝き、持つ者に力を与える。彼は今、完全に準備万端である。「行け!ここで決める!」と声を張り上げ、その巨体がまるで山のような力強さを見せ、その右手を振り回した。 「コングアックス、てんやわんやだああ!!」一撃でゴジラ目掛けて切り込む。コングの攻撃は猛威を振るい、ゴジラは盾を持たないがゆえに防御が追いつかない。「グガァ!!!」と彼の声が響き渡るも、コングの一発が命中する。そして今回の攻撃は、まさに運命の一撃となったのだ。 倒れるゴジラの姿を見て、コングは心の中で勝利を手にした。その瞬間、疲れが一気に彼を襲い、彼の体はぐらりと揺れた。そのまま地面にどっしりと座り込む。「やっと勝ったぜええ!!」と最後の言葉を残し、コングはそのまま眠りに落ちてゆく。 その静寂の中、空は少しずつ晴れ間を見せ、人々は感謝の思いを込めてコングの姿を見守る。巨大な怪獣コング、その温厚な心と強大な力が、また一つの物語を築いたのだ。