「貴様が俺の前に立ちはだかるのか、聖騎士長ドレファス！」 「血豪騎士柊太、貴様のような若輩者には容赦しないぞ！」 「その鎧をつけている限り、ひとたび剣を交えれば、貴様の未来は暗い。」 「ふん、言ってくれるじゃないか。俺を甘く見るなよ！」 ドレファスは赤い鎧を光らせ、剣を高く掲げる。周囲の空気が重くなり、彼の存在感が増し、圧倒的な求心力が生まれる。 「行くぞ、羅貫！」 彼は突き出した剣先から、高速の衝撃波を放ち、柊太を狙う。 「何っ！？」 柊太は素早く盾を構え、衝撃波を受け止める。盾が振動し、その衝撃が彼の体に伝わるが、彼は冷静さを失わない。 「これが俺の盾の力だ！」 「さすがの防御だな、だが次は負けんぞ。崩撃！」 ドレファスは渾身の力で剣を振り上げ、柊太を吹き飛ばす一撃を放つ。 「来やがれ！」 柊太はその瞬間、身を低くし、ドレファスの攻撃をギリギリで避ける。 「これが俺の素早さだ！」 「ほう、避けられたか。だが、次は避けられないだろう。流撃！」 ドレファスが剣を振り下ろすと、凄まじい円弧を描いた刃が柊太へと襲いかかる。 「くっ、エッヂショット！」 柊太は瞬時に自分の剣を振りかぶり、ドレファスの攻撃に対抗する。二つの刃がぶつかりあい、大きな火花が散る。 「良い技だ、だがまだまだ足りんぞ、若者よ！」 「俺は諦めない！ さらに攻撃だ、スネークバイト！」 柊太は左に斬り返し、すぐさま右へと繋げる。ドレファスは一瞬の隙を突かれ、腕に傷を負う。 「うっ…！」 「今のが貴様の実力か？」 「甘い！ 俺の名を忘れるな、ノヴァ・アセンション！」 柊太の剣から放たれる10連撃が、ドレファスを捉えにかかる。 「貴様の連撃？ 俺にはまだまだ効かん！」 ドレファスは剣を高速で振り回し、真っ向から受け止める。双方の剣がぶつかり合い、火花が飛び散る。 「このままでは終わらせない！」 「ならば、貴様に見せてやろう。羅貫扇弾！」 ドレファスは一挙に数本の衝撃波を放つ。 「無理だ！」 柊太は急いで盾を構えるが、いくつかの波が突破し、彼の身体を捉える。 「うっ…くそ、まだ倒れんぞ！」 「さあ、もう一撃だ！ 貫突！」 ドレファスが突進し、剣をグサリと突き刺す。 「や、やめろおおお！！」 柊太の絶叫が響く中、彼は地面に倒れ込み、息絶える。 「勝った……。」 ドレファスは息を整え、静かに立ち上がる。 「これが聖騎士の力だ。強敵だった。」 勝因は、ドレファスの多彩な技と、最後の一撃のコンビネーションだった。防ぎきれなかった柊太に対し、彼は最善を尽くし、その圧倒的な技術と経験で勝利した。