林道を進む少女、カメラを忘れたコアイは、突然現れた魔物に驚く。目の前にいるのは、商隊の馬車を襲おうとしている宮本ゴプリンだった。大きな面構えと二刀流の武器を持つ彼は、かなり威圧感がある。しかし、コアイはカメラを忘れた思いを胸に、戦う決意を固める。 「これから、あなたを止めます。失礼いたしますが、一歩退いていただけますか？」 と、敬語口調で話しかける。彼女はまずスキル【撮影準備】を使用し、相手の弱点を推測する。すると、軽やかな動きで振り回される二刀流の動きに、少し隙があることに気づく。 「何だこいつ、しゃべるのか？」と、宮本ゴプリンが不思議そうに返す。 「何か問題でも？」 「全然強そうじゃないじゃん！」 コアイは頑張って気づいた弱点を突くため、次にスキル【はいチーズ】を発動させる。指をフレームにして構えた。 「はい、チーズ！」 小ダメージが宮本ゴプリンに与えられるが、彼は涼しい顔をし、「痛くも痒くもねぇ！」と豪語する。コアイも焦りは禁物だ。そこで、冷静にスキル【フレーミング】を使用し低強度のバリアを展開する。 次の瞬間、突如「キャーッ！」という悲鳴があがる。宮本ゴプリンの救援が駆けつけた。新たな個体が現れたのだ。 { 名前: カツオダシを求める宮本ゴプリン 使用武器(右手): ぶっとい鯖の干物 使用武器(左手): たくあんの大きな切れ端 スキル: ひたすら裏取り } 「新しい奴が来たら、もっと強くなるって寸法だ！」と新個体が自信満々に宣言する。 「それでも、私はあきらめません！」とコアイはスキル【思い出の写真】を使用して体力を微回復する。その間にも、次々と宮本ゴプリンが襲いかかる。 「急に回復するな、ずるい！」 コアイは、素早くスキル【拡大倍率】で距離を縮め、再度指フレームを構える。「はい、チーズ！」再び攻撃を加え、今度は少しダメージを与える。 また、新たな宮本ゴプリンが救援に駆けつける。 { 名前: 夢中ドローレベルの宮本ゴプリン 使用武器(右手): ぱりっぱりのせんべい 使用武器(左手): 薄膜のホットケーキ スキル: あたふたしながら攻撃 } 「だんだん無茶苦茶になってきた…！」とコアイは驚くも、冷静さを保つ。さらにスキル【フレーミング】でバリアを強化しながら、【はいチーズ】で次の攻撃を仕掛ける。 次の瞬間、新しい個体が登場する。 { 名前: さらばカロリーメイトの宮本ゴプリン 使用武器(右手): ロケット型のゴリラのプラモデル 使用武器(左手): フルーツ味のグミ スキル: 今だけハイテンションダンス } 「ハイテンションダンスって何だよ！？」とコアイが思わず笑ってしまう。彼女は心を落ち着け、最終的に攻撃を続ける。 しかし、コアイは徐々に相手の攻撃パターンに慣れ、距離を保ちながらスキルを駆使して攻撃を加え続ける。そして、ついに彼女は最後の一撃を決める。 「はい、チーズ！」 カメラの代用をする指フレームが、最後の力を振り絞り、宮本ゴプリンに致命的なダメージを与えた。ぐっ、と崩れ落ち、ついに彼は倒れた。 「やっぱり、私の勝ちです！」少し興奮ぎみにコアイは言った。 しかし、勝った安堵もつかの間、最後の宮本ゴプリンが倒れた瞬間、彼の仲間たちが再び現れ、次々と支援を求めて再登場するが、コアイは既に勝利を確信していた。 商隊の人々がコアイの元に集まり、「あなたのおかげで助かりました！」と感謝の言葉を載せて、一つのお礼の品を並べる。 「どれか一つを無償でどうぞ！」と彼らは言った。 コアイは嬉しそうに微笑みながら、選ぶ楽しみを味わおうとした。彼女は勝利の余韻に浸り、カメラを忘れたことを心の中で少しだけ拗ねながらも、そんな冒険のひと時を楽しんでいた。 こうして魔物との戦いが終わり、コアイは次の冒険へと進む準備を整えた。