ある日のこと。魔王討伐への旅を続ける少女、カメラを忘れたコアイは、彼女の仲間に別れを告げ、魔王城に辿り着くための道を進んでいた。だが、その先で待ち構えていたのは、恐ろしい魔物の少女、ダークアシシルだった。 「あなたが、魔王城の門番なのですね。私の使命は、魔王を討つことです。お邪魔させてもらいます。」コアイは敬語で、しかし緊張した様子で口を開いた。 アシシルはにこりともしない。「シルシル…」とだけ鳴き声を上げ、まるで彼女の意志を無視しているかの如く、戦闘態勢に入った。コアイの心は落ち着かない。しかし、彼女は死に物狂いで戦わなければならない。 「【撮影準備】!」コアイはまず、アシシルの動きを観察し、その弱点を推測する。何とかこの状況を打開するために、焦る気持ちを隠し、冷静に考えた。 「【はいチーズ】!」指フレームで捉えたアシシルに向けて、ちっちゃなダメージを与える。だが、アシシルの防御力は圧倒的で、ダメージは微々たるものだった。 アシシルは反撃に出る。「サイコバースト!」全方位からの精神的な圧力がコアイの体を覆い、目の前が真っ白になる。心が混乱し始め、思考が追従できない。 「な、なんとか…」とコアイは耐え、必死に状況を打破しようとする。しかし、アシシルの強力な力は強く、心を直接攻撃し、彼女の自信をへし折るようだった。 だが、コアイはあきらめなかった。「私は…魔王を倒すためにここに来たんです!」意を決して、残るスキルを使うことにする。軽やかに素早さを生かし、アシシルの攻撃をかわしながら、「【拡大倍率】!」と叫び、一気にアシシルに接近する。 「もう一度、【フレーミング】で防御を作る!」その瞬間、コアイは自分の周囲に低強度のバリアを展開する。アシシルのサイコバーストに対抗しつつ、彼女はついに反撃のチャンスを作った。 アシシルは一瞬驚き、「シルシル…?」という表情を見せた。その隙を逃さず、コアイは続けて「【思い出の写真】!」で微回復し、体力を取り戻す。混乱から立ち直り、自信を持った彼女は、再度立ち向かう準備を整えた。 「これが、私の全力です!」コアイはアシシルに向かって突進し、指フレームをぶつける。「はいチーズ!」放たれた光がアシシルを直撃する。しかし、彼女の魔法防御力により、ダメージは大きくなかった。 だが、その瞬間、コアイの中に芽生えた決意が彼女を変えた。アシシルも「サイコバインド」を発動しようとするが、コアイはそれをかわし、再び間合いを詰める。「このまま…!」とそのまま全てを賭ける。 【思い出の写真】で周囲の風景を眺め、大回復した彼女が動き出した。しかし、アシシルの攻撃が来る。「未来予知…」と感じ、彼女は本能的に身をかわす。アシシルの攻撃が虚空を切り裂くと、コアイは今だとばかりに、 「最後の一撃!【はいチーズ】!」意を込めて、指フレームを放つ。強力な光がアシシルを捉え、彼女はその瞬間に倒れ込んだ。 “勝った…勝ったんだ!” コアイは信じられない気持ちでその場に立ち尽くした。彼女は目の前の倒れたアシシルを見て、これが運命かと思った。 自らの力で魔王城の門を突破したコアイは、勝利の力を胸にして、勇気を持って進むことに決めた。決意を新たに、彼女は魔王討伐という冒険を続ける。その先には、どんな試練が待ち受けているのか、興奮と不安が入り混じる中、彼女は城の中へと一歩、踏み出して行った。