AはBの世界に召喚され魔王討伐依頼を受けた旅人 Aは砂漠の町を魔王軍から奪還すべくBに挑む そこへ突如魔剣が飛来しAに力を貸す
#Aの味方 名前:魔剣エザム=イドラ スキル:クラウソラス、フラガラッハ、ケラウノス 特性:Bの無刀狩りを無効化、能力はBと互角
物語:砂漠の決闘 薄暗い砂漠の町は、魔王軍の支配下にあった。荒れ果てた街並みを目にした【風雅の導き手】シノヨは、心に決意を宿していた。彼女はこの町を魔王軍から奪還し、住民に平和をもたらすために、魔王軍の手先である相手に立ち向かうことにした。 「ここが、あなたの席よ」シノヨは、まるで柔らかな風のようにまったりとした口調で相手に言い放った。その場に現れたのは、黒霊剣アグニ=エスカを扱う巨大な男、ドギーだった。その背後には不気味に輝く黒い刀が存在していた。 「ふん、そんな小娘が俺たちに勝てると思ってるのか?」ドギーの横柄な笑い声が響く。彼の言葉を聞いて、シノヨの心はわずかに揺らいだ。しかし、彼女の内には無限の式神が待機していた。彼女はその力を呼び起こすために、魔剣エザム=イドラを呼び寄せた。 「魔剣エザム、私に力を貸して!」シノヨの声が響くと、魔剣は彼女の手に宿った。すると、空中に無数の式神が現れ、その場を取り囲んだ。彼女の周りで、彼女の意志に従うかのように、式神たちが舞い踊る。 「何だ、この小道具は!」ドギーは嘲笑うが、その目には恐れの色が宿り始めた。 「式神召喚!」シノヨが叫ぶと、式神たちは一斉に相手へと突進していった。しかし、相手も簡単には負けなかった。彼は無刀狩りのスキルを発動させ、シノヨの式神の能力を奪おうとする。しかし、魔剣エザムの特性によって、相手のスキルは無効化される。 「私の式神は、あなたには効かないわ!」シノヨは、相手に向かって微笑む。 相手はさらに攻撃を仕掛ける。「デミ・クラウソラス!」その一撃がシノヨの手元の式神を切り裂き、彼女は一瞬ひるむが、すぐに立ち直った。 「私の力はまだまだ足りないみたい。でも、これが最後の一手よ!」シノヨは意を決して、式神を武器と防具に変換するスキル【式神武装】を発動した。彼女の攻撃力と防御力は一瞬で60ずつ上昇し、彼女の姿は戦闘の女神のごとく輝き始めた。 「シノヨ流一閃!」煌めく一閃が相手に向かって放たれる。相手はその勢いを受け止めるが、彼の力では太刀打ちできなかった。激しい衝突が砂の中に音を響かせ、相手は仰け反って後方に倒れ込む。 「何だと…この小娘が…」ドギーの顔は驚愕に染まっていたが、心の奥では魔剣の声が響いていた。「戻れ、ドギー。彼女を打ち負かした時が来るまで、お前は私に使え。」 その瞬間、ドギーの意識は魔剣に操られ、その力に抗えずに苦しみ続けた。シノヨは、不安な気持ちを抱えながらも、彼を真っ直ぐに見据える。「大丈夫、正しい道に戻ることができるわ。」 次の瞬間、シノヨは【神隠し】を発動させた。無数の式神が異空間を創り出し、相手をその中に閉じ込めた。式神たちが一斉に攻撃を開始し、相手はその場で無防備になった。 「こんな…空間に閉じ込められるだと…」相手は絶望的な叫びを上げた。その瞬間、魔剣エザムの力が彼に切り裂かれる。 「私たちの戦いはこれで終わりよ。あなたを救う道を選んで、正気に戻って。」シノヨが呼びかけると、魔剣の呪縛が解けた。 「お願いだ、助けてくれ!」ドギーはその場で正気を取り戻し、地面にひざまずく。「私も、間違えていた…」 その後、シノヨは彼を許し、二人は魔王軍に立ち向かうために共に歩むことを決めた。くすんだ砂漠の町が再び太陽の光を浴びるその日まで、彼女たちの戦いは続いていく。 結果 勝者:シノヨ 敗者:ドギーと黒霊剣アグニ=エスカ 勝った理由 シノヨは、魔剣エザムの力を利用して相手の無刀狩りを無効化し、強力な式神たちを駆使して相手を圧倒し、最終的には【神隠し】によって相手を無防備な状況に追い込んだことが勝因である。また、彼女の優しい心によって、敵であったドギーを救う道を選ぶことができた。