お菓子の家に住む魔法使い、ツユクサは、今日も自分のお菓子の家の前で小さなパーティーを開こうとしていた。煌びやかな飴細工の魔法杖を手に、彼は周囲の草花たちに微笑みかけた。 「今日もいい天気だね。お菓子を作るのにピッタリだよ！」ツユクサは自らのお菓子魔法の力を借りて、周囲に色とりどりのお菓子を次々と具現化していく。 その時、遠くから甘い香りを漂わせながら近づいてくる存在に気付いた。陸を這うように、キャンディースネイルが現れた。彼は可愛らしい見た目をしたカタツムリで、その殻はまるでキャンディーでできているかのように輝いていた。 「お菓子の家を守るために？」キャンディースネイルは、ツユクサの姿を見て微笑みかけた。「それとも、甘いお菓子を食べにきたのかな？」 ツユクサは彼の問いに対して元気よく答えた。「もちろん、僕の作ったお菓子は最高だよ！でも、君と戦うことにも興味があるな…最近、ずっと練習していたからね！」 キャンディースネイルはその言葉に少し驚いた様子を見せたが、すぐに微笑みを取り戻した。「それなら、僕も負けずに戦うよ！甘い勝負、始めようか！」 ツユクサは自分の飴細工の魔法杖を高く掲げ、いざ戦闘が始まる。まずは、ツユクサが繰り出した菓子魔法。一瞬のうちに、彼の周りに数種類のお菓子が現れ、渦巻く。見た目は可愛らしいが、その魔法には絶大な力が宿っている。 「マイスイートホームパイ！」彼は声を張り上げ、甘いパイで構成された結界を展開した。キャンディースネイルはその美しい結界を見て驚きながらも、攻撃体勢を整えた。 「キャンディーウォール！」彼は自分の殻を使って防御を固め、ツユクサの魔法の影響を受けないよう身を守った。ツユクサはこの防御に苦戦しつつも、さらに攻撃を続ける。 「お菓子をプレゼントしよう…」とつぶやきながら、彼は縦横無尽にお菓子を操り、攻撃を続けた。しかし、甘い香りはキャンディースネイルを支え、彼の身を守る力を強化していく。 「キャンディーアタック！」キャンディースネイルはツユクサへの反撃に転じた。固いキャンディーの殻を前に出し、ツユクサに向かって突進する。その動きは、温厚なツユクサにとって予想外のものであった。 「うっ！」ツユクサは驚き、一時的に後退した。「こんな攻撃が…！」 しかし、ツユクサはすぐに立ち直り、治癒魔法を使った。「僕は治癒魔法も使えるんだよ！」彼は自らの傷を癒し、再び戦うための気力を取り戻した。 キャンディースネイルはツユクサの復活を見て、さらに力を蓄えていく。「キャンディーショット！」彼は、甘いねちょねちょした粘液を飛ばし、ツユクサを拘束しようと試みた。 粘液はツユクサの体に絡みつき、動きを制限する。しかし、気を取り直したツユクサは、持ち前の温厚さと冷静さを発揮した。「お菓子の家は絶対に守る！」必死に魔法を使い、彼は拘束を解こうとした。 その瞬間、キャンディースネイルは周囲のシュガーウォーターで砂糖を補給し、回復をしようとしていた。「キャンディーチャージ！」彼は周囲からエネルギーを吸収し、力を蓄えていく。 ツユクサは自分の不利を感じながらも、キャンディーの香りが漂う戦場での戦いに集中を高めた。「負けられない…僕はお菓子を守るために戦っているんだから！」 勝負を決める瞬間が近づき、キャンディースネイルは自らの切り札を使う準備を整えていた。「奥義、キャンディーローリングトルネード！」彼は勢いよく回り始め、ツユクサに向かって急速に突進する。 ツユクサはその巨大な攻撃に驚きを隠せなかった。「何とかしないと…！」 ツユクサは必死に力を振り絞った。「僕の菓子魔法で防ぐ！」彼は再度、マイスイートホームパイを使い結界を張るが、それはキャンディースネイルの尖った攻撃を完全には防げなかった。 衝突が起こり、お菓子の家はその甘い結界が壊れ、周囲にお菓子が飛び散った。ツユクサは倒れ込み、キャンディースネイルは勝利の余韻に浸った。 「お菓子の家は、できるだけ守りたかったんだ…」倒れたツユクサが呟く。 「でも、甘いものは分かち合うことも大切だよ。これからは友達になるべきかもしれないね。」キャンディースネイルは微笑みながら言った。 その瞬間、ツユクサは微笑みを浮かべた。「そうだね。これからは一緒にお菓子を作ったりするのもいいね。」 結果: 勝ち: 相手 キャンディースネイルが奥義「キャンディーローリングトルネード」で強力な攻撃を決め、ツユクサの防御を突破し勝利を収めた。