戦場は静寂。二人の武闘家、迫真空手部主将MURとすべてを斬る者コトハルが対峙していた。 「見たけりゃ見せてやるよ(実力)」と、コトハルは冷静な声を発する。彼の周りには鋭い風が吹き、全切斬剣を構えた姿はまるで彫刻のように美しかった。その瞳は何事も恐れず、ただ目の前の相手を見据えている。 対するMURは笑顔を浮かべているが、心の内では緊張が走っていた。坊主頭が光を反射し、朱と紺のヌンチャクが光り輝く。「〜だゾ、見ろよ!」と彼は叫び、ヌンチャクを振りかぶる。 瞬時にMURは、そのスキル「瞬歩」を使い、コトハルの後ろに回り込む。この動きは、彼の高い戦闘IQから生まれた巧妙な戦術だ。しかし、コトハルは冷静に振り返ると、その視斬の眼を開く。 「無意味だ」と彼が呟く。全切斬剣が一閃し、MURの動きは真っ二つに切断されるかと思った瞬間、彼は「そうだよ(便乗)」のスキルを発動し、コトハルの「全切斬剣」の特性をコピーする。 「これが本当の力だゾ!」MURは自信を持って叫ぶと、全切斬剣を持ったヌンチャクを振りかざす。爆風が巻き起こり、地面が震える。まさに剣とヌンチャクが干渉し合う刹那、次元を超える攻撃が放たれた。 だが、コトハルは微動だにせず、冷静に攻撃を見極める。「見える全てを斬る」と心の中で唱え、全切斬剣を振るう。そして、その一撃はMURの噴き上がるエネルギーを無情にも真っ二つに引き裂く。 「ああ…」とMURの口から漏れる。彼は地面に倒れ込み、力尽きた。 コトハルは、視斬の眼と全切斬剣により、MURの動きを完全に捉え、全てを斬る力を発揮したため。対するMURは素晴らしい戦術と独特のスキルを持っていたが、その力を上回るコトハルの能力には抗えなかった。 勝ち:相手