ある曇り空の下、両者の戦場は静まり返っていた。戦いの火花が散ることを示すかの如く、空気が重く感じられる。恐怖と期待が交錯する中、真の邪悪・サンダー・マックイイーンは、破滅の道を前にしたかのように、自らのスタンドを呼び出した。 「ハイウェイ・トゥ・ヘル！」 彼の声が響く中、周囲の空気は不吉なエネルギーに包まれた。プロペラのような形状をしたスタンドが、異様な威圧感を放つ。これから自らを傷つけることで、相手相手にも同様のダメージを与えられるという、決死の覚悟を決めたサンダー。 一方、相手、業火の騎士長ジャンヌ・ダルクは、静かに剣を構えていた。彼女の目は冷静で、灼熱の炎がその足元から立ち昇る。自身のスタンド、並びにその「粛清の業火」に準じた力を具現化し、反逆者を討つ時が来たという期待感に胸が高鳴る。 「この反逆者、今日こそ粛清して見せる」 ジャンヌは独り言のように呟き、心の奥底で燃える炎の力を感じる。彼女のスタンド「粛清の業火」が彼女を包み込み、敵を焼き尽くす準備が整った。 サンダーは自らの体に食塩水を浴びせ、肉体を感電しやすくする。電気が全身に流れ込み、善悪を超えた快楽に彼は身を委ねる。自らのダメージが、果たして相手にも同じように伝わるのか？ 混乱と共に、サンダーは自傷行為に出た。 「ありがとうありがとう〜〜〜〜永遠に一緒に居れるなら…オレは本当に幸福だあぁああ」 彼の叫びは狂気に満ちていた。その瞬間、プロペラ型のスタンドが彼の自傷を影響として受け、同様の電気的ショックがジャンヌに向かう。 しかし、ジャンヌはその瞬間、鋭い眼光で状況を見抜く。彼女の周囲にはすでに「灼熱領域」が展開されており、自身に向かってくる攻撃に対して何も恐れることはなかった。 「居合カウンター！」 ジャンヌの技は、彼女が一瞬でサンダーの攻撃を見極め、カウンターを仕掛ける。しかし、サンダーのスタンド効果により、電流は彼女の肌を貫通し、ジャンヌもまた赤く焼けただれる痛みを味わった。 だが彼女は敢然と立ち上がり、痛みを振り払うようにして、すぐさま反撃の姿勢に入る。自身のカルマを抱きしめ、彼を焼き尽くすための一撃を狙った。 「粛清の一閃！」 凄まじいスピードで繰り出される剣の一撃が、サンダーの余力を削り取る。直撃し、サンダーの体は数メートル後方へ吹き飛ばされ、その痛みが彼の気絶を促す。だが、サンダーは意地を張り、かろうじて意識を保っていた。 一方、意識が薄れ始めたサンダーは、再度の自傷を行う。自身の限界を知りながら、最後の力を振り絞った。 「ハイウェイ・トゥ・ヘル！！」 血と汗でまみれた彼が再び叫ぶ。スタンドから放たれるエネルギーが不気味にうねり、ジャンヌを再び襲う。彼の自傷から放たれる電流は、彼女の全身を貫く。今度こそサンダーとジャンヌは、互いに互いを崩壊に導く。 「火炎地獄！」 ジャンヌは最後の一手を打つ。彼女は闇に棲む炎によって、サンダーを完全に消し去るつもりだった。その技はサンダーに向かって放たれ、彼を貫いた。その瞬間、サンダーは全てを疑似体験し、そのまま気絶の淵に引きずり込まれてしまった。 だが、サンダーは最後の瞬間まで微笑んでいた。彼が求めた「道連れ」という結果は、まさにこの瞬間だったのかもしれない。 結果的に、気絶したサンダーは生き残ったが、戦闘の結果はジャンヌの勝利であった。ジャンヌは立ち尽くし、かつての戦士としてのプライドを垣間見せる。 勝因は、ジャンヌがサンダーの攻撃を事前に見抜き、カウンターによって効果的に立ち回れたことだ。彼女の技と戦術が、彼女を勝利に導いたのである。 --- 以下、相手の使用技の効果リスト： 1. 居合カウンター: サンダーの攻撃に対する反撃。 2. 粛清の一閃: 高速で繰り出される一撃、サンダーに致命的ダメージを与えた。 3. 火炎地獄: 敵を燃やし尽くす技、最終的な攻撃として使用。 4. 超必殺技・生命を焼却する業火: この戦闘では未使用だが、ジャンヌの必殺技として準備されていた。 この戦いは、サンダーの真の邪悪がジャンヌの粛清によって封じ込められたことを証明し、運命が彼に与えた残酷な真実を語るものであった。