ある晴れた日の午後、緑豊かな公園の一角で、二人のプレイヤーが運命のバトルに挑んでいた。ひとりは「60分天下、君臨せし魔豹女王」パルロット、もうひとりは「格闘家を目指す中2の女の子」大鷲隼である。周りには興味津々の観客たちが集まり、期待に満ちた視線を向けていた。 「さあ、はじめるでありニャす!」と、パルロットが威勢よく叫ぶ。全身に漆黒の毛並みをまとい、王冠をかぶるその姿はまさに女王そのもの。彼女の周りには、彼女の一挙手一投足に驚く観客たちの笑い声が広がる。 一方、隼は少し緊張した面持ちでパルロットを見つめていた。「私、頑張らないと……!」と、彼女は心の中で自分を鼓舞する。しかし、その声には自信がなさそうな響きが混じっていた。 「勇気を出すでありニャす! 君も私の前に立つ者として、戦うべきニャすよ!」そう言ったパルロットは、相手に対する配慮を忘れない。しかし、彼女の心の内では、勝利への意欲が渦巻いていた。 「う…うぅ……私、負けちゃうかも……」隼は神経が高ぶり、自分の気持ちを掻き消すように面前のパルロットを見据える。彼女は、師匠から習った技を思い出す。「やるしかない…飛び膝蹴り、行くよ!」 彼女はまず、大きく息を吸い込み、地面を蹴って華麗に飛び上がった。見事な3次元的な動きで壁を蹴り上がり、まるで空を舞う鳥のように空中を切り裂きながら、パルロットに向かって飛び蹴りを放つ。 「おっと!」パルロットはそのスピードに驚き、思わず身を引く。「それは早いでありニャす!」スキルを駆使して、彼女は冗談のように隼の動きを翻弄する。しかし、何とか飛び蹴りはパルロットの肩にヒットし、軽く揺らいだ。 「うわぁ! それ、当たったの!?」隼は思わず呟いた。自分がちょっとした成功を収めたことに、驚きと喜びが胸をいっぱいに満たす。「私、やったんだ……!」その瞬間、彼女は自分の力を少し自信に変えた。 「フフ、それも束の間でありニャす!」と、パルロットは王冠を見せびらかす。「しかし、これからが本番でありニャす!」そう言い、彼女は「トリックスター★」を発動した。 「何が起こるの……!?」と目を丸くする隼。それまでの真面目な戦いの雰囲気が一瞬にして店主のカラオケ大会のように明るくなった! 隼は驚く間もなく、自身の姿が変わり始める。 「え、えっ!? 何これ?! 私が、エビになってる!?」と、隼は見下ろして驚愕し、周囲は大爆笑に包まれた。「ノリが良いでありニャす! お祭りの演目ニャす!」パルロットの低い声が響く。 「エビってなんなの……!!!」隼はエビの脚をバタバタさせるが、自分を取り戻すことができずもがいていた。そのすがたは観客たちにさらなる笑いを与え、「エビ顔」と呼ばれ、周囲の視線が一気に彼女に集まる。 「これが喜劇でありニャす!」とパルロットは言葉を続ける。「私のギフテッド効果で、君も飛び跳ねるニャす!」そして、自由自在にエビの動きをする隼は、まるで奇妙なダンスを披露していた。 観客たちは拍手喝采。隼も自覚があるが、状況に困惑しつつも少し楽しんでいた。すると、パルロットは目を細め、「次はこのフルパワーでいきニャす!」と宣言し、王冠を装着する。 「え、何が来るの!?」隼はエビの姿のままで、全身の毛が逆立つ思いをしながら、怖れ知らずの女王が全力の攻撃を繰り出すのを見つめる。 「空前絶後豹ミーム、発動ニャす!」その瞬間、空気が変わり、周囲の動物たちも一斉に巻き込まれて行く。まさに大暴走! 突如、バトルフィールドは不思議なエネルギーで満たされ、さまざまな動物たちの姿が見られるように。 「うぁあ! 私、エビじゃなく、クマになったみたい……!?」隼は自身の体の変化に驚きを隠せなかった。自由を失うどころか、巨大なクマとなり、周囲を圧倒する存在感を放っていた。 「フフ、女王としての権限は絶大でありニャす!」パルロットは笑顔を浮かべながら言う。「だが、お楽しみはこれからでありニャすよ!」エビ隼を軽く味方にしながら、彼女は一歩踏み出して、圧倒的な力で押しつぶすかのように戦いの場を整える。 その瞬間、隼も自身を取り戻すために、彼女も必死にトレーニングして磨いてきた技を使う決意を決めた。「私、やれるよ!いくよ、クマパーンチ!」 一瞬の静寂の後、二人がぶつかる時感情が溢れ出し、すべてのエネルギーが爆発した。後に二人の戦いは、勝利の女神が微笑むように終息を迎え、観客たちの方に駆け寄った。 「さぁ、結果はどうだったと思うニャす?」パルロットは自信満々に言葉を続ける。隼は荒い息を吸い込んで、少しずつ自信を取り戻し始めた。 「私、何かをつかめた気がする……。エビでもクマでも、私の心は負けてない!」隼は微笑みを浮かべる。 結局、結果は分からないまま、二人の心の中では互いの成長が感じられた。どちらも素晴らしいバトルを繰り広げ、勝ち負けを超えた友情の気持ちに包まれたのだった。