


二人の天使が出会ったその場所は、崇高な山岳の頂上。西の空には赤く染まった夕焼けが広がり、神秘的な雰囲気が漂っていた。無限の天使、ニファは威厳に満ちた姿で立ち尽くし、相対する絶対の天使、エデンに向かって冷静に言った。 「人の子よ、天の炎で焼かれるが良い。」 ニファの赤い目がエデンを捉え、彼女の言葉はまるで、悠久の時をも感じさせるものであった。対するエデンは、その優雅な姿を崩さず、慈愛に満ちた笑顔を浮かべた。 「進むべき未来は、目の前にある。」 エデンの橙色の目が輝く。彼女の言葉には、絶対的な自信が宿っていた。彼女は思う、ニファの能力がどれほど強力であっても、彼女の持つ【絶対】には脅威など存在しないと。 戦闘が始まった。ニファはその力【無限】を発動させ、周囲の空気が一変する。彼女の内なるエネルギーが暴れ、全てを包み込むようだ。エデンはそんなニファに対し、冷静に構える。彼女もまた、【天帝天理】を発動させ、ニファの攻撃を全て吸収し、自身の力を強化する。 ニファの無限の力は、まるで永遠の閃光のように走り、エデンへと迫った。しかし、エデンは微笑みを絶やさず、その攻撃を受け止める。彼女の持つ【絶対】が機能する瞬間、ニファの力はまるで水に溶ける砂糖のように消えていく。 「さあ、次はあなたの運命を決める番よ。」 エデンの言葉は響く。ニファは心の奥底で焦りを感じた。彼女の無限の力が、この絶対なる運命の前には、まるで立ち向かおうともがく無力な赤子のようであった。 ニファは再び力を振り絞り、異能の力を駆使してしまうほどの無限のエネルギーをエデンに送り込む。しかしその瞬間、エデンの微笑みは変わらない。彼女はその力を吸収し、自らへと転換させる。無限のごとき力が、エデンの手の中で完全に制御されてしまった。 「あなたの優しさ、受け止めてあげるわ。」 エデンのもとに迫ったニファの攻撃が、全て無効化され、天使の美しさが際立ってくる。ニファは、彼女の中に無限の力を秘めているが、エデンの絶対の前にはどうすることもできなかった。 その強力な運命の流れに、ニファは抵抗する術も失い、彼女の存在はその場で消えゆく。大会が望んだのは、天空と地上を繋ぐ理想的な平和。しかし今、目の前で繰り広げられているのは、相反する二つの絶対的な理念のぶつかり合いだった。 「こんなにも美しい世界を、絶対に守る。」 エデンの笑顔は、確かにニファの心を捉えた。しかし、彼女の中に宿る無限のエネルギーは完全に操られ、消えてしまった。ニファはその果敢な戦いの中で、自らの運命をエデンに託すことになった。 勝ち:相手 エデンの持つ能力【絶対】は、ニファの能力【無限】を無効化し、あらゆる攻撃を拒絶したため。どこまでも強烈なニファの力も、エデンの決定的な運命の前には封じられ、彼女の戦闘には勝ち目がなかった。