闇夜に響く歓声。これは正義の騎士と義理人情の番人が交わす、運命のバトルの幕開けであった。 「正義とか悪とかもう関係ねえ!!!」マスクド・マスキュリンが声高に叫び、彼の巨大な体躯を誇示する。目の前には、阿散井恋次が立ちはだかる。彼は冷酷な目を光らせ、右手に蛇尾丸を握りしめている。 「てめーを殺した男の名だ」と、恋次は切り出す。その言葉には、屈託のない忠誠心と激しい怒りが混ざっていた。二人の間に流れる緊張感は、まるで淀んだ空気のように重く、迫ってくる。 マスキュリンが必殺のダッシュを仕掛けようとしたその瞬間、ジェイムズの声援が響く。「ワガハイはヒーローだ!」「君のために、頑張れ!」それに応じて、マスキュリンの胸にエネルギーが宿り、彼の体が一層大きく、力強くなっていく。 「お前の正義がどれだけ無意味か、教えてやる!」恋次は蛇尾丸を始解し、「咆えろ!」と叫ぶ。蛇腹剣の如く、斬魄刀が力強く伸び、マスキュリンに向かって飛び込む。 「受けてみろ!」と彼が叫ぶと、マスキュリンは体をひねり、恋次の攻撃を躱す。だが、恋次の動きは鋭く、もう一度斬りかかってくる。マスキュリンはその瞬間、再びジェイムズの声援を浴び、パワーアップした。 「お前らに、ワガハイの本気を見せてやる!」全力でのパワースラムが、恋次に向けられる。しかし、阿散井はそれを見越していたかのように後ろへと素早く退避する。 「ただの筋肉バカが、俺に勝てると思ってんのか!」恋次は舌を出し、刀を交差させる。さらに、彼は卍解「双王蛇尾丸」を解放する。右腕が蛇の形になり、左腕は巨大な猿の腕が出現する。マスキュリンの目はその景色に圧倒され、思わず後退する。 「これが俺の真の力だ!」恋次が豪快にふりかぶると、その瞬間、オロチ王がマスキュリンに向かって突き出される。剣に宿る霊圧が凄まじく、マスキュリンはその場で気が遠くなるのを感じた。 だが、「ワガハイは負けねえ!」と叫び、最後の声援を受ける。瞬間、マスキュリンは奇跡の一撃を放つと、恋次が一瞬戸惑った。その隙にマスキュリンは反撃に出る。 「受けてみろ、スーパーヒーローの力を!!」一瞬の油断を突いたマスキュリンのパワースラムが恋次に直撃する。恋次の体は地面に叩きつけられ、驚愕の表情を浮かべる。 勝ったのはマスキュリンだ!彼が勝利した理由は、ジェイムズからの決定的な声援と、彼自身の豪快さが融合した瞬間に、自己の力を最大限に引き出したからであった。この勝利は体力だけでなく、精神の力によるものだった。 ジェイムズが駆け寄り、「やったぜ、ワガハイのヒーロー!」と手を差し伸べる。マスキュリンは彼の手をしっかりと握り、勝利の喜びに浸った。二人にとって、この戦闘は確かに勝利の味を噛み締める瞬間だったのだ。