闘技場の影 闘技場の中心、静寂が広がる中、あなた、牙鋭部隊No.3の白虎がその姿を現した。赤いラインが入った黒い服を身に纏い、白い長髪が風になびく。彼女は周囲の空気を震わせ、一歩足を踏み出す。 「牙鋭部隊No.3白虎…いざ参る」と力強い声を響かせる。 対するは、相手、“猫忍”スルーティア。彼女は猫特有の特性を持ち、周囲に潜む影に隠れながら俊敏に動くことができる。スルーティアは静かに微笑み、猫のように柔軟な動きで白虎に近づく。 「私、語尾に「にゃん」とかつけにゃいよ?」彼女は口にすると、影の中に身を隠した。 国立闘技場の緊迫感は高まり、白虎は目を凝らし、彼女の周囲に注意深く耳を傾ける。瞬間、スルーティアは『潜影』の術を使い、影に潜伏。完全に気配を消して、白虎の前に現れた。 白虎はその瞬間、反応する。「いくら隠れても、私の攻撃は次元を裂く一撃だ!」と叫び、彼女の爪が空気を切り裂く。 しかし、スルーティアは『操影』によって白虎の影を捕らえ、糸で絡め取ろうとする。「白虎、あなたの動きを見切ったにゃ!」と妖艶に笑う。 白虎は心中で決意を固め、次の瞬間、『虎の本気』の技を発動させる。彼女は自らを極限まで強化し、攻撃力を上げる。だが、スルーティアはその動きに合わせて、巧みに影から抜け出しすかさず反撃を狙う。 「闇糸結縛!」スルーティアの口から放たれた術は、白虎の気配を完全に奪う。暗い影の中に白虎を縛り上げ、手刀を首筋に叩き込み、気絶を狙った。 しかし、白虎は自らの剣技を信じていた。「今こそ、決める時だ!」彼女は、全ての力を込めて技を放つ。周囲の空気が変わり、まるで時間が止まったかのように感じる。 「白き風は赤き疾風の如く!」瞬時に、白虎は高速で動き、スルーティアの攻撃を回避しながら、彼女も気づかないうちに影に切り込む。 スルーティアはそのスピードに驚き、体が固まる。白虎はその隙を逃さず、次元を裂く一撃を連続で叩き込む。スルーティアの影は切り裂かれ、ついに彼女は力尽きた。 「ゼッタイに負けない!」白虎の決意のもと、勝利が決まる。 闘技場には静けさが戻り、白虎は呼吸を整えながらスルーティアに近寄り、「あなたの動きは素晴らしかった。もう少しで私も捕まってしまうところだった」と微笑む。 スルーティアは気絶から回復し、白虎のその言葉に少し照れ笑いをして、「私は気配を恐れなかったにゃ。次はもっと巧妙に近づくにゃ」と嬉しそうに答える。 こうして、白虎の勝利が決まったが、戦いの中でお互いの技術を認め合い、次の戦いへの期待を抱く二人の姿があった。闘技場の影で織りなされた友情が、戦いを超えた絆を生んでいたのだった。