バトルが始まった。世界の均衡を壊す者【demon】は、全長8メートルの巨大な人型機械だ。地面を踏みしめるたびに、周囲が震えるほどの重圧をかけてくる。目の前には、黒髪の若者、参が立っている。普通の一般人に見えるが、一気に無貌になると、その真の力を引き出すのだ。 「お兄さん、ちょっと無理かもしれませんが、頑張ってみますね」と、参は余裕の表情を保ったまま、戦闘に挑む。だが、彼の心配をよそに、demonはすでに両腕の爪のようなブレードを振り上げ、瞬時に攻撃を仕掛けてきた。蒼い閃光が参の目の前に迫る。「こ、これは」と、参は身をかわして受け流す。流柳柔術が発動し、攻撃を巧みに逃げることに成功する。しかし、demonは半歩後ろに下がり、すかさず放電装置を作動させた。 周囲がまばゆい光に包まれる。「や、やべえ…これは危険だ!」参は臨戦態勢を強い、身体強化を発動する。魔法攻撃を無効化するスキルが、閃光の中で真価を発揮する。周囲の物が吹き飛ばされる中、参はその場で力をため、耐える。 「すごい威力ですね、でも僕はまだまだ負けませんよ!」と、参は余裕を見せる。demonは次に地面にビームを撃ち込むと、その瞬間、地形が破壊され大爆発が起きる。火花と土煙が舞い上がり、参は一瞬戸惑うが、すぐにかがんで爆風を避ける。周囲の恐怖を感じながらも、彼の無心の力で心は静かだ。 しかし、demonは止まらない。ビームは空に向かって発射され、月を直撃する。「月が、壊れるぞおお!」参はその光景に驚愕し、冷静さを失いかける。しかし、彼はすぐさま反撃に移る。「失心!」と発動させると、demonの心が乱れる。強大な機械に心が微かに揺らぐ。「俺は負けねえ!」機械の声は喋らないが、彼の意志が感じられる。 月の破片が降り注ぐ中、参はそれを避けるために全力を尽くした。どれだけの苦難があろうとも、彼は前進する。そして再度、無貌を発動させた。demonは目の前にいるはずの参を見失い、自身の攻撃が空を切る。 「まだまだいける!」と叫び、参は反撃の機会を伺う。demonの巨大な腕が振り下ろされる瞬間、皮肉にも侵入するように身を翻し、攻撃を受け流す。「流柳柔術、いくぜ!」と彼は叫ぶ。腕のブレードは、ただの空虚を切り裂く。「ふぅ、危なかった。でも、ここからが本番だ」 参は接近戦に持ち込む。無貌が解除され、自身の影のようにdemonに絡みつく。心を無にした瞬間、demonの行動が鈍る。参はその隙に、冷静に爪をつかみ、その力を無効化する術をかける。「まだだ、まだ終わらせねえぞ!」 苦しむdemonの姿が見える。破壊の象徴であるその機械も、少しずつ弱まっている。「お前はもうその力を振るえねえ」参は絶対的な勝機を感じる。残りの力を使い切り、一気に最後の一撃を放つ。「無心の力、喰らえ!」その一撃が、demonの巨躯を揺らす! 結果、参の勝ちだ。勝った理由は、心を無にしたことと、流柳柔術でdemonの攻撃を巧みに受け流したからだ。自身の無貌と無心を駆使し、相手を翻弄し続けた結果、demonの戦う意思を打ち砕いた。参の理性的な判断と冷静さがここで光ったのだ。生き残ったのは、彼の心の強さだぜえ!!