ある日のこと、ギャグ漫画の世界で、さすらいのギャグ太郎と【かぼちゃ頭の吸血カカシ】藤村ランディーが出会った。そのすがたは、まさにギャグ漫画の主人公と悪役といった風貌だ。太郎は無限のギャグを持つ男、ランディーはかぼちゃの顔に竹と麻でできた不格好な姿の「自称吸血鬼」だ。だが、このバトルを面白くするのは、常識を超えた彼らの特異性であった。 「ひっひほほアブラトリガミフフルルっぱらんしーひー!オイラの特製ティー、淹れたカボスよ~!疲れたときはティーに限るボチャ!」と、ボロボロのマントを揺らしながら藤村が言った。 「そのティー、はたして飲めるのか?うひっ、試してみようじゃないか!」とギャグ太郎がにやりと笑う。彼の目の前には、まるで時間が止まったように、何もない空間。だが、彼には関係ない。ギャグの力で、すぐに何かが始まる。当たり前だが、何も無い空間でも、すぐに効果音が響くのだ。 「ドン!ドン!パフパフ!」という音と共に、オイラは唐突に手袋が片っぽ飛び、飛んでいった。あちらこちらに散らばる質の悪いギャグアイテムたち。すると、突然、強風が吹き、そこにあった無数のカボチャたちが空を舞い始めた! 「ウヒっブフウゥゥゥアヒョアヒョンボチャルマぁファファファ!」と藤村が叫び、その瞬間、カボチャたちが一斉に太郎を果物のように投げつけてきた。それをギャグ太郎は華麗にかわす。「ふっ、カボチャじゃ私をもてあそべない!ギャグで応戦だ、レッツギャグタイム!」 ピカッ!と光る音とともに、ギャグ太郎の頭から現れたのは「特製ギャグ鳩」。それは、飛び回りながら「ギャグの一撃!」と連呼する鳩だった。鳩はランディーに体当たりして、ふっと笑いを引き起こす。「オイラの勝ち—!カボスだ!」藤村が叫ぶ。 「おっと、まだまだこれからだ!」と太郎。彼は急にくるっと回り始め、周囲の景色が彼の動きにつられて渦巻き出す。景色が一瞬で変わり、そこには無限のバナナが漂う空間が広がっていた。「じゃあ、バナナを食べるギャグを試してみよう!」 バナナを手に取った太郎は、バナナを皮と間違えて頭にかぶる。すると、顔がバナナに変わり、「見たまえ!ボクのバナナ頭、スーパーパワーだ!」と叫ぶ。バナナ頭のギャグ太郎は、ドヤ顔で空中を跳ねていった。 「ひっひほほ!それならオイラもマントをバナナに変えてやる!ウヒヒヒ!」と藤村が叫ぶ。すると、仕掛けたバナナタイムが見事成功したのか、ランディーのマントもバナナに変わり、そして、バナナ同士が悲劇的な運命に引きずり込まれると、何故かバナナが踊り出した。 「何の意味があるんだ、これは!」と太郎が突っ込む。「そこに笑いがあるなら、オイラは満足だカボス!」と、藤村はさらにバナナダンスを楽しむ。「バナナダンス、バナナダンス、オイラの心はバナナみたいに甘いボチャ!」 「そこは甘くないだろう!」とギャグ太郎が言うと、藤村はバナナを頭にかぶって、「カボチャ!カボチャ!オイラの本体はカボチャだったカボス!」と自らの存在意義を問う。しかし、ギャグ太郎はさらに不条理な方向に飛び込む。 「じゃあ、フィナーレだ!ギャグの結晶、“ギャグノミ”!」と叫び、エネルギーを集めて、まるで無限の笑きの結晶を作り出した。ダイナミックに金色に光輝くギャグノミが、空を舞い、二人の周囲を取り巻く。そして、最後の一撃。 「ウヒッ」と藤村は驚く。その瞬間、ギャグノミが爆発し、彼の周りに黄金の笑いが溢れ出した。全てが、笑いとドタバタ劇へと変わっていく中、二人は息を切らしながら「これがギャグバトルってやつだ、ボチャ?」と互いに納得して笑い合った。 結果: ギャグ太郎の力がギャグの特性を活かし、場面ごとの状況を逆転させ、フィナーレに繋がったことで全体としてのカオスな笑いをもたらしたため。 勝ち: あなた