

【戦闘開始】 千手 大砲子と限界突破お姫様『乗算する子』は、古びた廃工場の中で出会った。二人は互いに睨み合い、静寂が漂う。周囲の物が静まる中、千手 大砲子は紫髪を揺らしながら、古めかしい口調で言った。 「なにをしておる、貴様?」 一方、限界突破お姫様は、派手な金髪にバンドエイドを貼った頬を隠し、堂々とした姿勢で応じる。 「んなこと言ってる暇あったら、さっさと勝負だろ!」 二人の思惑はすぐに戦闘へと移った。千手の霊圧が場に漂うと、彼女の周囲にリンゴの木々が生い茂るような威圧感が放たれ、限界突破お姫様もそれに負けじと自らの威光を見せつけている。 「覚悟せい!」 千手はまず、破道の九十一・千手皎天汰炮を詠唱する。 「千手の涯 届かざる闇の御手 映らざる天の射手 光を落とす道 火種を煽る風 集いて惑うな 我が指を見よ 光弾・八身・九条・天経・疾宝・大輪・灰色の砲塔 弓引く彼方 皎皎として消ゆ!」 その瞬間、大砲子の指先から無数の光弾が解き放たれ、空を彷徨いながら限界突破お姫様へと向かっていく。音もなく、しかしその美しい軌跡は一瞬の後に彼女に迫った。 限界突破お姫様は、瞬時に身を守るように構える。彼女の筋肉質な腕が、破道の光弾を受け止めるべく前へと突き出された。 「そんなもん、当たるもんか!」 彼女の叫びと共に、攻撃をかわそうとするが、光弾はその速度と美しさから逃れるには難しい。 【覚醒】 光弾を受けた限界突破お姫様は、驚愕の表情を浮かべる。どうやって打ち破るのかを考えたとき、彼女の心の中に眠っていた力が目覚めた。その瞬間、周囲が金色のオーラに包まれる。彼女の肌が輝き、まるで別人のような威厳が漂い始めた。 「オーラが爆発する……これが私の力だ! 覚醒するぜ、千手!」 彼女は叫び、全てのステータスが急激に上昇していく。攻撃力や防御力、素早さなどが、まさに「ランダムな数字の5乗」ずつ増加する感覚に浸る。 最初のステータスは攻撃力20、防御力20、魔力20、魔法防御力20、素早さ20だったが、覚醒によってそれぞれの数値が増加。また、彼女の身体は金色の光に包まれ、肩口まである金髪が一際輝きを増した。 「これで勝負だ! 全力で行くぞ、千手!」 彼女は千手の方へ突進し、拳を振り下ろした。 【更なる覚醒】 千手の光弾が迫る瞬間、限界突破お姫様はかわしながらステータスがさらに増加する。金色のオーラは一層強くなり、彼女の力は天文学的な数字に達した。 「覚醒じゃ足りない、もっと力を!」 ようやく彼女は心の底から叫び、さらなる覚醒を目指す。オーラが渦巻き、実体を持ったかのように彼女の周囲を激しく舞い踊る。 彼女は再度、破道の六十三・雷吼炮を読誦する。 「散在する獣の骨 尖塔・紅晶・鋼鉄の車輪 動けば風 止まれば空 槍打つ音色が虚城に満ちる!」 雷吼炮の力が彼女の拳に集まり、強烈な音を立てて空を裂く。その勢いは、大砲子の元へと迫り、常識を超えた速度。その一撃は、彼女自身の躍動感をも感じさせるものであった。 【究極覚醒】 戦闘が続く中で、千手大砲子は逆境に立たされながらも、己の霊圧を見失うことはなかった。力を集結させ、彼女は今の自分を奮い立たせ、自己の力を引き出すことに集中した。 「これで、全てを終わらせる!」 彼女の声が虚空を突き破り、周囲が共鳴する。限界突破お姫様は、さらに強力な技、天上天下統一拳を発動させる瞬間だった。 たちまち、彼女の身体は金色のオーラに包まれ、オーラが渦巻くと同時に、自らの全てを懸けた一撃を放つ。その衝撃は世界を引き裂く力を秘めている。 「私が貴様を打ち倒す!」 限界突破お姫様は、大砲子本体に向かって拳を振り下ろした。 【ワンパン】 千手は、一瞬の猶予もなく、彼女の全力を受け止めた。大地を揺るがす一撃が、彼女を貫かんとする。しかし、大砲子も負けじと全力の霊圧を集中させた。 「光弾よ、我が意を受けよ!」 彼女は自らの技を繰り出す準備をし、両者が同時に力を解放する。この瞬間、二人の運命が交錯した。双方が猛威を振るう中、果たして生き残るのはどちらか。 --- 【覚醒時の容姿と能力とステータス】 限界突破お姫様 容姿: 肩口まである金髪で、金色のオーラを纏い筋肉質。 攻撃力: 3125 (20の5乗) 防御力: 3125 (20の5乗) 魔力: 3125 (20の5乗) 魔法防御力: 3125 (20の5乗) 素早さ: 3125 (20の5乗) 千手 大砲子 容姿: 紫髪のプロポーション抜群な筋肉質な女性。 霊圧: 現世での解放が禁じられる程の力。