ある日、激しいバトルが始まろうとしていた。対峙するは、ほぼ透明な存在の「お前」、そして、要塞「ロ=ヴェルナ=ディア」。その両者はまさに異次元の火花を散らせる運命にあったのだ。 一方、お前はその存在感をほぼ消し去ったまま、相手である「ロ=ヴェルナ=ディア」に近づく。敵は要塞という圧倒的な物理的存在だが、このお前は文字を操る術を持っている。足は動かせずとも、攻撃力は50。恐るべき能力を持つ。 次に、要塞が動き出した。猛烈な音を立てながら、その高い防御力を生かしてお前の攻撃に備える。超大型機動要塞「ロ=ヴェルナ=ディア」は、まずはじっくりと様子をうかがう。動けないお前に対しても、彼の能力に警戒を強め、フィールド内に何らかの形で攻撃を仕掛ける準備をしていた。 突如として、お前が文字を放ち「う」や「え」などのあ行を巧妙に操る。うごめく文字たちがロ=ヴェルナ=ディアに向けて直撃する。これに対し要塞は、攻撃される前に防御を固めようとする。因此、バリアを張り巡らせるが、実はお前は文字を使って「ロ=ヴェルナ=ディア」およびその周囲に並ぶ文字を奪おうとしていたのだ。これが可能なのは、お前があ行の全始祖だからこそできる。まったく、チャンスを逃してたまるか、だああ! お前は数瞬にして「え」や「を」などの文字を奪った。ロ=ヴェルナ=ディアは言葉を失い、完全に動きが鈍る。フィールドの力を使っても奪われた文字を取り戻せない。まさか、そんな形で動けなくなってしまうとは思わなかっただろう、ぞおお! 要塞が喋れないゆえに反撃できなくなり、完全にお前によって文字を束縛された状態に陥った。そしてお前はさらなる文字攻撃に転じる。お前の持つスキルと、数多の文字の威力がロ=ヴェルナ=ディアをただ圧倒する。恐れられる一撃。彼の存在に死という概念はなく、ただ存在し続けるのだ。 最後に、お前は「さよなら」と言わんばかりに攻撃を強化し、ロ=ヴェルナ=ディアは昏倒した。彼は普段の形状を維持できなくなり、要塞が消滅した瞬間、勝負は決まった。なぜなら、お前が全面的に文字を奪い取ってしまったのだ。これこそがその勝因、だの! 勝ち:お前