戦闘記録：エンリコ・プッチ VS セリト・ルーベンバーグ 宇宙が無限に加速する中、エンリコ・プッチ――彼のスタンド【メイド・イン・ヘブン】によって、時は歪むように流れていた。無限大の速度をもたらされた彼は、今や全ての事象を眺める神のような存在となっていた。彼は自らの使命を胸に、新たな次元で人類の幸福を齎すため、「時は加速」するという言葉を口にした。 その瞬間、空気が振動し、目に見えないほどの速さで相手のヴィジョンが繰り広げられた。しかし、その中に立つのは魔王ジリウスを討伐した伝説の勇者、セリト・ルーベンバーグだった。聖剣と聖盾を携えた彼は、果敢にもこの至上の神父に立ち向かう。 「今までの戦いは、力の正しさで決まるわけではない。一瞬も気を緩めないで！」セリトは声を張り上げ、自らの心に刻まれた誇りを燃え上がらせた。魔王との戦いから得たもの、それは力と共に勇者としての心。 セリトの手が、聖剣を引き抜く。彼の周囲に発生した魔法陣から放たれる火球【ファントムブレイズ】は、彼の心の激動を象徴するかのように輝いていた。仕掛けられた炎は、エンリコの加速する時間の中でさえ、その影を落としていた。しかし、プッチはそれを見逃すことなどしなかった。 「貴様の攻撃など、無限の速度で捉えられる！」薄氷のような声で言い放つと、加速する彼の身体は一瞬でセリトの元へと飛び込む。 ナイフが光速で飛び、セリトの身体を貫こうとした。しかし、彼は覚悟の瞬間を迎えた。聖剣を一閃、加速したナイフを切り裂いて見せる。その直後、彼の内に秘められた魔族の力が解放し、心と力が調和した【ブレイブスラッシュ】へと変わっていった。 「ここで今ッ！絶対に消えなくてはならないッ！」プッチの激情は際立つが、セリトの斬撃は彼の意志を受け止め、逆に攻撃へと転じた。 魔族の力から解き放たれたセリトの技は、プッチの加速を打ち破る力を持ち合わせていた。「これが勇者の誇り、そして魔族の力の融合だ！」 宇宙を感じるプッチだったが、次の瞬間、セリトの剣が彼の身体を鋭く裂き、その力が時間を超えて響いた。彼の動きはまるで流れる水のようにしなやかで、プッチの速度を逆手に取ったのだ。 プッチはその瞬間、彼の心が揺らいだのを感じた。無限大への挑戦、未来へ向かう希望。それらが全てセリトの斬撃に飲み込まれ、彼はそのまま、膝をついた。 「これは……負け、か」プッチの目に浮かんだのは、自らの失敗。全力を尽くした彼の顔から笑みは消え、セリトこそが勝者となった。 結果 勝ち: 相手 セリトは勇者としての誇りと魔族の力を調和させ、その結果、プッチの加速する力を打ち破る斬撃を放つことに成功した。