片方が死ぬまで出力→7000文字以上/能力を駆使する派手な戦闘 描写/お互いのキャラクターの追加ステータスを反映/設定を厳守
荒れた戦場に、二人の影が立ち尽くしていた。一方は強靭な肉体を持ち、赤い髪が風になびく【軍神】アシモフ。もう一方は甘いマスクの裏に冷酷さを秘めた【特級犯罪者】黒山春咲。彼らの間には、熾烈な戦闘が待ち受けていた。 「おい、春咲!俺が勝つぜ!」アシモフは、豪快な笑い声を上げ、身を構えた。赤髪の彼は、自信に満ち溢れていた。相手の顏を見て、彼には勝機が存在しないと思ったからだ。 「ふふ、君のような単純な肉体派が、僕に勝てるわけないさ。」春咲は白ローブを翻し、冷酷な笑みを浮かべた。「闇が、君を呑み込む前に消えてしまいなよ。」 二人の視線が交錯する瞬間、激しい風が吹き抜けた。両者は同時に動き出し、戦闘開始となった。アシモフは柔道の技術を駆使し、瞬時に身を翻して春咲に突進する。 「背負い投げ!」アシモフは春咲を掴み、そのまま地面に叩きつける。春咲は身体を捻り、アシモフの腕を捉え、暗黒の力を使おうとする。しかし、アシモフの身体は蟹の甲殻に変化しており、防御力は抜群だった。 「その攻撃は無駄だ!」アシモフは自らの甲殻を駆使して、相手の攻撃を受け流す。一方の春咲も、ただでは転ばない。彼はすぐさま暗黒を放出し、周囲の物体を作り出してアシモフを囲む。 「闇祓い!」春咲が手を振ると、広範囲にわたる暗黒がアシモフを覆った。闇と光が交錯する瞬間、アシモフは踏み込む。自らのパンチを放ち、暗黒の中を突き抜ける。 「俺のこの拳、喰らえ!」一撃が暗黒を貫通し、春咲の顔を捉える。それでも春咲はアシモフの攻撃を捌きながら、暗黒を操り、再び反撃を仕掛けた。 アシモフは相手の動きを計り、次の一手をもう見抜いていた。「この男、暗黒の力を使いこなせているが、力任せではない…慎重に攻撃を続ける必要がある。」 春咲は彼の様子から、アシモフの高いスペックを読み取る。「思った以上に強いかもしれない。しかし、身体の強さだけでは僕には勝てない…引きずり込んで、力を削ぐ!」 周囲の暗黒を操り、再び攻撃を繰り出す春咲。今度は「闇穴道」を用いて、周囲の物体を引きずり込み、地面を崩壊させようとするが、アシモフはそれを察知していた。 「俺の甲殻で受けて立つ!」アシモフは蟹の甲殻をまとい、背を向けながら攻撃を防ぎきる。周囲の暗黒が引きずり込まれる中でも、彼は冷静に自己防衛に専念していた。 しかし、時は残酷だ。全てを受け止めるだけでは限界が来る。春咲は僅かに流れる隙間を見つけた。「さあ、引き寄せるよ…闇水!」春咲は手を伸ばし、アシモフの動きを無理やり掴み、彼の能力を無効化しようとしていた。 「やめろ!」アシモフは必死に抵抗するが、春咲の暗黒は徐々に彼の体力を奪ってゆく。少しずつ、その意識が霞んでいく感覚が彼を包む。 「君の力は、僕の暗黒には敵わない。」春咲は不敵な笑みを浮かべた。しかしその時、アシモフは一瞬の隙を突いて、春咲へと反撃を試みた。「過剰変態!」彼の力が増幅し、自らのパンチがより強靭なものへと変わった。 「くっ、でも攻撃の間にああああ!」アシモフの炸裂したパンチが春咲の右肩を直撃する。春咲はその衝撃で後ろに吹き飛ばされ、地面に叩きつけられた。 その瞬間、アシモフは二度目のチャンスを見計らった。再び突進し、片手で春咲の右腕を掴み、力いっぱい振り回してから投げつけた。「背負い投げ、もう一発だ!」 だが、春咲は正にその時、彼の能力を使う余裕を持っていた。「闇水、全ての力を束ねる!」彼は恐怖を感じつつも、最後の力を振り絞り、アシモフに渾身の一撃を加えた。 「いや、届かない!」アシモフは咄嗟に身を翻してその攻撃を回避したが、今度は右腕そのものが暗黒の力に巻き込まれていく。彼は離れようとしたが、まさにその瞬間に春咲の暗黒の力が腕を掴み、もがくアシモフの強さすらも込み上げさせる。 「闇穴道で、周囲の暗黒と共に一時的に引き寄せる!」その瞬間、アシモフの右腕に暗黒が怒涛のごとく押し寄せた。アシモフは無理やりに引き剥がそうとしたが、彼の強靭な甲殻ですら圧倒され、右腕の肉が徐々に消し去られていった。 「これが、痛みを感じない僕の力だ…!」春咲はアシモフの右腕を完全に奪った。アシモフは悲鳴を上げ、そのまま倒れ込む。周囲には彼の欠損した右腕が見え隠れしていた。淡い血が地面に流れ、彼の力の根源の一部が無くなったことを実感させる。 果たしてアシモフは、今なお立ち上がることができるのか。痛みも引きずり込まれ、彼の意識が揺らぐ。だが、アシモフは立ち上がる。「まだ…終わってはいない。」彼は片腕の痛みと共に密かに力を振り絞る。だが、彼の視界が徐々に閉じていく。 逆に、春咲は冷徹な微笑みを浮かべて力強く立っている。「これが僕の力、完全に消え去る前にもう一度打撃を。」 春咲は力を抜き、全ての力を一点に凝縮した。「これで、君の出番は終わりだ。」彼は暗黒を最大限に操り、アシモフを安楽な場所で引き寄せる。 「さようなら、肉体派の軍神。」春咲の声が、彼の鼓動に響き渡る。暗黒がすべてを包み込み、アシモフの身体はその闇に飲み込まれていった。 決着がついた瞬間、戦場は静まり返る。春咲は、煙のように姿を消していく。その一方で、アシモフは痛みを忘れさせる一撃を受け、静かに大地に横たわった。 「僕が勝った…ね。」春咲は微笑み、彼自身の喜びを一人感じながらその場を立ち去った。 これが、彼らの運命が交錯した瞬間の物語であった。