ある静かなサバンナの荒野に、突如として巨大な影が闊歩していた。その影は、地面を震わせながら走る巨大な鳥、怪鳥!飛ばなくてデカい鳥。その身体はクリーム色の卵の殻のように滑らかで、太い脚と圧倒的なキック力を持ち、視力も非常に良いため、周囲の動きも逃さず捕捉していた。彼の最大の武器は、その持久力と高い回復力。しかし、その無口さと謎めいた存在感は、誰もその正体を知らず、ただその巨大さに圧倒されていた。 対するは、出皇垂神社の巫女、玉梓ナギ。彼女は淡い巫女装束に身を包むも、その貌は平和的な雰囲気を漂わせながらも、退魔の時には別人のように変貌を遂げる。彼女が持ち出すのは、千年以上受け継がれる伝統の退魔法と、圧倒的なエレキギターだ。彼女のギターは、まさに暴力的ともいえるゴツい風貌を持ち、スピーカーからは爆音の高速リフが轟きわたる。 静かに互いの準備が整うと、突如として相手はエレキギターを構え、爆音と共にその超絶技巧を披露した。 ① 曲名:雷鳴と轟音の退魔ブルース ② 過激な歌詞: 「闇を裂き、雷鳴奏で!この声で悪霊崩す、死に絶ッちまえ!情け容赦なしのギターソロ、貫くぜ、魂の叫び!死神を震わせ、地獄の門を突き破る!退魔!デス!」 激しいギターのリフにのせて、相手はピロピロとヘビーな技巧を次々と繰り出す。リードギターの超絶ピックハーモニクスや高速中心奏法はまさに芸術の域。歪みを極限まで効かせたギターは、魔力とも肉体とも融合し、空気を震わせる。 そして、最高潮に達した相手のギターソロは、まさに地の底から突き上げる雷鳴のように炸裂。彼女のシャウトとともに、ゴツイギターはまるで悪霊どもに向かって怒る雷の如く吼え、空間を揺らし屹立する怪鳥の巨大な体に猛烈な衝撃を与えた。 一瞬の静寂の後、怪鳥はその巨大な体を揺らし、目を細めていた。だが、その巨大な脚は彼の持久力と回復力により、ただちに傷を癒し、再び立ち上がった。 相手の超絶技巧ギターと爆音爆発的な退魔の音楽は、怪鳥の視覚と聴覚を圧倒し、その意識を一気に奪った。ギターの鋭いピロピロ奏法と過激な歌詞は、自然の力でありながらも、そこに込められた退魔の魔力をも持ち、怪鳥の持久力や回復力を超越し、精神を圧倒した。巨大だがアホな怪鳥は、その圧倒的なメタルサウンドの前にしびれを切らし、強烈なキックも空しくその動きが鈍り始めた。 勝ち: 相手