静かな街の観光地。かたつむり観光客、名を「かたつむり観光客」とするあなたは、旅の途中で見つけた途方もない価値の金塊に心を躍らせながら、観光地図を広げていた。その小さな体を揺らし、旅の喜びを感じながら、あまり考えることなく道を進んでいく。しかし、彼の周囲には危険が潜んでいることに気付いていた者はいなかった。 その時、街の清掃員が姿を現し、淡々と仕事をしていた。あなたに目を向けた瞬間、清掃員の目がキラリと光った。「また見つけた、かたつむり!」 と口にするやいなや、清掃員は持っていた塩の袋を大きく振りかざしてあなたに向かって投げつけた。あなたは反応が遅れたが、彼には逃げる素早さも無かった。塩があなたの柔らかい体に直接ヒットし、あなたは一瞬で溶けて昇天した。 かたつむり観光客は何の抵抗もできないまま、その生を終えた。その光景を発見したのは、治癒の天使であるメディナ、彼女はその場に居合わせた。優雅な白衣を羽織り、白髪白瞳の彼女の顔には驚きと悲しみの色が浮かんでいた。 「自分は…もう疲れました…」と彼女は呟き、あなたの側に膝をついた。あなたはすでに力尽き、目を閉じてしまったが、メディナの手には彼女のスキル『リセット』があった。彼女は周囲を見渡し、あまりにも簡単に命を奪われたあなたに心を痛め、静かに手をかざした。 その瞬間、あなたの存在が再び震え始め、回復の光が彼の体を包んだ。溶けてしまった体は再生し、無事に戦闘の前の姿に戻った。目を開くと、あなたは自分が今、どこにいるのかが理解できずにいたが、そこには相手が優しい眼差しで微笑んでいた。 「ごめんね…これだけは使いたく無かった…」とメディナは再度呟いた。彼女の優しさがあなたの心に温もりとして伝わり、あなたは少しだけ安心した。 塩を投げることから守ることはできなかったが、メディナの治癒によって新たな可能性を持つことができるようになった。勝利を手にしたのはメディナであり、かたつむり観光客はその戦闘をきっかけに新たな旅路に向かうことになるかもしれないと、未来を思い描いた。 勝ち:相手 あなたは塩の攻撃に無防備で、即死したため、相手が勝利した。