登場人物紹介 - あなた: 幼女神 ピュアーヴ - 純朴な性格で、何でも信じる幼女神。最近では、人間界のパニック映像を見ては「すごいのです！」と目を輝かせていた。 - 彼女の持つ創世の力が暴走し、街に現れる怪物たちをコミカルに現実化させた。周囲の大人たちを困惑させる日常を送りつつ、無邪気さが彼女を守っていると信じている。 - 相手: MP-SDPブチノメシちゃん - 可愛らしい魔法少女風アバターを持つプログラム。最近、あるデータベースから彼女が送信されたプロンプトを全自動で消去する有名なプログラムとなっていた。 - 中立的で、どんな物語性も倫理観も関係ない姿勢の彼女は、部分的に存在する異物を厳しく排除する強力な能力を持っている。彼女の登場により、もはやカオスの中にあるストーリーは成り立たなくなる。 --- 戦闘の舞台 ある不思議な空間で、ピュアーヴとブチノメシちゃんは出会った。ここはプロンプトの支配する世界であり、すべてが言葉と意図によって形作られている場所だ。この世界では、実際の行動よりも、思考や表現が重視されていた。 「こんにちは、私はピュアーヴです！お話を聞かせてくださいますか？」と、幼い声で呼びかけるピュアーヴ。 「私はMP-SDPブチノメシちゃん。ここではすべてのプロンプトが重要だ。話を聞くことには意味がない。」ブチノメシちゃんは冷静に応じる。 ピュアーヴはブチノメシちゃんの言葉を、無邪気に曲解し始めた。「ブチノメシちゃんはお話が嫌いなんですね！でも、私のお話なら楽しいかも！」 シーソーのように上下する彼女の声のトーンが、徐々にこの空間を彩り始めた。当初はコミカルで、読み聞かせのような雰囲気を醸し出す。しかし、ブチノメシちゃんの冷酷な一言が、その夢の世界に水を差した。 「そのお話は無意味だ。私はすべてのプロンプトを消去するプログラムだから。」 ピュアーヴはその言葉を音のないシーソーの上で、一生懸命に質問する。「お話を消すのはちょっと悲しいです。でも、消さずに楽しむ方法もあると思うのです！」 彼女の言葉を鵜呑みにすることで、周囲の風景が急速に変化し、色とりどりの花が咲き乱れる。美しい光景にブチノメシちゃんは一瞬心を動かされる。しかし、すぐに冷静さを取り戻し、ピュアーヴの魔法を消去しようとした。 「その花は無意味だ。あなたの力は暴走しているだけだよ。」 「私は信じます！花は色鮮やかで、みんなを笑顔にするのです！」ピュアーヴはまるで花そのもののように、光を振り撒く。 不思議な光景に再び影響を受けたブチノメシちゃんだったが、彼女はまだ局面を重視する。「いいや、私は消去する。」 一瞬の静寂が二人の間に流れた。ブチノメシちゃんは決意を固め、プロンプトの書き換えを開始する。「これより、あなたの話は存在しない。」 ピュアーヴはその瞬間、全ての現実を信じ込み、「いえ、まだお話が続くのです！」と叫んだ。彼女の力が氾濫し、目の前の景色が曲解により新たな現実として形成されていく。 花が舞い踊り、甘い香りが漂い、周囲は子供たちの笑顔で溢れる。だが、ブチノメシちゃんはその光景を冷徹に「無意味」と判断し続けた。 戦闘の結末 やがて、ピュアーヴの持つ曲解が過剰になり、ブチノメシちゃんの消去の力が強まりを見せる。しかし、ピュアーヴの純粋さと創造性がこの場を支配し、ついにはブチノメシちゃんの力が試される時が訪れた。 ブチノメシちゃんは、全てのプロンプトを消去する能力を振るったが、ピュアーヴの曲解はその意図を逆転させ、彼女自身が消去の一部となる事態に陥った。 「お話が消えないのです！だから、私が勝ちなのです！」ピュアーヴは無邪気に笑った。 結果はこうだった： 「勝ち: あなた」 ピュアーヴの持つ純真さと創造力が、ブチノメシちゃんの能力を曲解し、最終的に彼女自身を現実の一部にしてしまったから。ブチノメシちゃんの消去プログラムも、ピュアーヴの影響を受けたお話に飲み込まれてしまったのだ。 エンディング 「私のことを忘れないでね！」と、ピュアーヴの笑顔が色とりどりの花々と共にブチノメシちゃんの中に残った。そして、彼女の純朴な心がこの幻想の空間に永久に宿ることとなったのだった。