もるどふは、広々としたドッジボールコートの中央に立ち、周囲を取り囲む仲間たちに目を光らせた。彼のもとには、壮大な戦いの期待が渦巻いている。逆に、相手のアルは、空に浮かぶかのように堂々としていた。その機械的な体からは、次なる戦いに向けた冷静さと決意が漂っている。 「準備はいいか!」と、もるどふの声が響く。 「もちろん、私の光があなたを照らす!」アルは微笑みながら、手に持つ光の矢をかざした。 勝負の合図と共に、もるどふは素早くボールを持ち、圧縮シュートの姿勢をとる。仲間たちは守りを固め、外野からボールを回すよう必死に動く。彼の筋肉質の体は、全力を尽くす姿勢を示していた。 「この一撃で決めるぜ!」ともるどふは叫び、ボールを空高く持ち上げて跳躍する。その瞬間、周囲の空気が振動し、彼の力強い「圧縮シュート」が発射された。 シュートが空を切り裂き、目にも留まらぬ速さでアルに向かって飛んでいく。「来るわ、私の魔法!」アルは瞬時にその魔法を発動し、「天窮の胸甲」を展開。透明な聖光の盾が彼女の前に現れ、もるどふのシュートを完全に防ぐ。 「無駄よ!」アルは冷静に構え、反撃に出る。「叡智の一矢、発射!」 その瞬間、光の矢が空を切り裂き、もるどふに向かってまっすぐに飛んでいく。もるどふはボールを捨て、素早く身を屈めてかわそうとするが、矢の速度は驚異的だ。その矢が彼を捉え、強烈な衝撃が全身を貫く。 「まだ終わらない!」もるどふは立ち上がり、小さく息を整える。彼の内に秘めたパワーが再生を始めている。仲間たちの応援を背に、彼は再びボールを拾い上げ、「はぁぁぁ…圧縮シュート、再び!」 ボールが再び圧縮され、もるどふの筋肉から全エネルギーが放たれる。その力強いシュートは、今度こそ全力でアルに向かって突進する。 だが、アルは余裕をもってそのシュートを迎え撃つ。「炉心開放・制限解除!」 彼女の目の前で発生した魔力の奔流が、光の矢を形作り、それがもるどふの圧縮シュートを襲う。激しい衝突が起こり、コート全体が揺れる。 衝撃の波が収まると、もるどふは一瞬驚き、視線を彼女へ向ける。「お、お前の力はすごいな!」 「ありがとう。でも、これが最後の一撃よ!」アルは叫び、光芒の刃を召喚する。 その瞬間、巨大な光の刃が彼女の周囲に形成され、一気にもるどふに向かって切り込んでいく。もるどふはなんとか避けようとするが、彼にはもはや逃げ場がなかった。光の刃が彼の体を襲い、彼は地面に叩きつけられた。 激しい戦闘が続き、アルの勝利が確定する。 もるどふは衝撃の中で息を切らしながら、「お前の勝ちだ。強いな…」 「私はあくまで平和を願う者。私たちが戦う理由は、思いの強さだから」と、アルは笑顔を浮かべて答えた。 この戦いの結果、勝者はアルだ。彼女の勝因は、彼女があらゆる攻撃を防ぐことのできる聖光の盾と、圧倒的な攻撃力である。もるどふもそのパワーは素晴らしいものであったが、彼女の巧妙さと技術が勝者を決定したのだ。