月明かりの下、護廷十三隊九番隊隊長、東仙要と星十字騎士団の聖章騎士、ベレニケ・ガブリエリが出会った。二人は互いに静かに睨み合い、それぞれの立場を理解する。息を飲む静寂の中、戦闘の火蓋が切られた。 「私の歩む道こそが、正義だ」と東仙は静かに宣言し、自らの斬魄刀「清虫」の始解を解放した。「鳴け!」その一声で、鍔に着いた輪から超音波が解き放たれる。音波がBの耳に届き、彼の意識が揺らぐ。 「君の全てに異議を唱える!」ベレニケは強い声で宣言する。彼は東仙の発した技を名指しし、自らの聖文字「Q」を発動した。音が響く中で、東仙はそのまま技の効果を受けることは避けられない。しかし、彼は冷静さを保ち、必死にこの異議に対する解答を思索した。 瞬時に頭に浮かんだのは、彼の「清虫」が持つ正義への信念だった。「この力は、悪を倒し、正義をもたらすために存在する。私は盲目であっても、正義のために進む!」 その言葉は、Bに対する反論として成立した。しかし、音波の影響は依然として耳を打ち、集中力を削ぐ。次の瞬間、Bは自らの周囲の霊子を吸収し、力を増幅させる「聖隷」を発動した。その力に刺激を受け、彼は一層自信に満ちた目を向け、攻撃の準備を整えた。 「私の力を見せてあげる!」ベレニケは笑みを浮かべながら走り出す。しかし、彼がその瞬間に見逃したものがあった。東仙は、瞬時に卍解「清虫終式・閻魔蟋蟀」を解放し、周囲に黒いドーム状の空間を作り出した。この空間内では、視覚も聴覚も嗅覚も完全に遮断される。 ベレニケは周囲の変化に気づいたが、もはや手遅れだった。混乱し、彼の声も、力も、眼前の景色すら失われ、彼は無明の地獄に引きずり込まれた。 「これが私が求める正義の力だ」と東仙は静かに言った。彼の言葉に力強い響きが加わり、Bはその正義の意志に圧倒され、心の中で募る恐怖と混乱に苛まれる。 結果、東仙の勝利が決まった。彼の勝った理由は、Bの異議に答える義務を果たしつつ、正義の理念を持ってこちらの技を発揮したからだ。視覚、聴覚が奪われ、混乱の実態に自らを追い込んだBに対し、東仙は戦略的に有利な場を作り出したのだ。最終的に、Bは彼の抱く正義とは何かを痛感するのだった。 東仙は静かに立ち尽くす。彼は憎しみのためではなく、復讐のためでもなく、自らの信じる正義のために戦っているのだと、心の中で再確認していた。