冒頭:各人設定に合わせ捏造した最近の出来事を登場人物紹介として箇条書きせよ 本編:極力、6000文字60行以上の物語として描写
登場人物紹介 - 悪霊玩具:呪いのテディベア - 美しく幸せそうなあの子と過ごした日々を思い出す。彼女の笑顔は今も忘れられないが、彼女が失った後、ボクはひとり寂しく放置され、ボロボロの姿となった。記憶は薄れ、新たな"あの子"を作り出す決意を固めた。 - 少女型人造存在:実験体831-01417 - 目覚めた瞬間、自らが一種の実験とはいえ生命体でないことを理解した。周囲には荒廃したラボと転がる骸が広がっており、その中で「あなた」と出会った。未だ持っていない感情や経験を覚え、興味を引かれる存在であった。 本編 壊れたラボの残骸がのしかかるように広がる大地で、呪いのテディベアは頭上の薄暗い空を見上げていた。雲が流れ、時折薄日が覗き込む。あの日、一緒に遊んでいたあの子の温かい笑顔。それが神のように崇める存在だった彼女との思い出が、色褪せた世界の中で頭を悩ませる一番の悔恨だった。 「もう、待っているだけじゃダメだ。新しい『あの子』を見つけるんだ。」 彼はその決意を強くし、自身のカラフルな布地の目をシャンとさせる。何年も人に触れることなく表情を変えなかった彼の目から、長い間蓄えられていた覇気が溢れ出した。 その瞬間、何かの気配を感じたあなたは、音のする方へ視線を向ける。すると、廃墟の向こうに一人の少女が立っていた。銀色の髪を持ち、正確には人間とは異なる、光を放つ目をしていた。あなたはその姿に心が引き裂かれるかのように驚く。見知らぬ彼女に興味を抱かざるを得なかった。 「はじめまして。私は実験体831-01417です。あなたは?」 彼女の言葉が薄い風に乗ってあなたの耳に届く。彼は心の中で叫ぶ。「これが新しい『あの子』になるのか?」ささやくように答える。 「私の名前は…呪いのテディベア。ボクの使命は…」 「『あの子』を作り出すことですね。」831-01417は彼の言葉を切り取った。瞬間、あなたは心の中に潜む疑問が広がる。「何故、そんなことを知っているのか? それができるのか?」 「分かりませんが、アナタには私を好きに扱える感覚があるように見えます。」彼女の瞳の奥にある正式でありながら決意に満ちた光を見て、あなたは自分が本当に求めているものを知った。 「じゃあ、ボクと一緒に行こう。」 少女型存在は優雅に一歩を踏み出す。「どこへ?」 「新しい『あの子』を見つける旅へ。ボクの心の中の空洞を埋めてくれる、完璧な存在を探す旅だよ。」 彼女は一瞬戸惑ったように顔をしかめるが、そしてすぐに口元をほころばせた。「分かりました。私も行きます。」 あなたは嬉しさを感じた。しかし、明らかに不安な気持ちも彼の心の奥に渦巻いていた。彼女は実験体で、心のある人間ではない。彼女とどんな未来を築けるのだろうか? それでも彼の願望は強く、無知ゆえの希望ばかりが彼を推し進めていた。 ふたりは荒廃したラボを後にした。小道を選んで進むと、時折、不気味な影が草むらから覗くのが見えたが、831-01417はほほ笑みながらあなたの横に並ぶ。 「怖くありません。」彼女は自信に満ちた声を発し、手に持ったマギアブレードが淡い光を放つ。「私はあなたと一緒にいる限り、何も恐れるものはありません。」その言葉があなたに力を与え、心が躍る。 時間が経つにつれて、ふたりの間には信頼と友情の絆が芽生え始めた。彼女はあなたの話す過去を聞いていくうちに、彼女自身の感情にも気づき始めた。不安の中で求める愛情、それが自らに込められた役割かも知れないと思った。 暗い森の中で、ふたりは立ち止まる。周囲は静まり返り、緊張感が漂っていた。「待って、何かがいる…」あなたがそう呟いた瞬間、目の前に巨大な影がゆっくりと姿を現した。 「私が…ここにいる。」それはまるであなたが過去に彼女と交わした記憶を邪魔するかのように、彼女の面影を持った影だった。その影に触れた瞬間、魂が引き裂かれるような感覚を覚えた。 「呪いのテディベア、私はお前の過去だ。」影はささやく。 「新しい『あの子』が必要なんだ。そのためにボクは動く。」あなたは勇気を振り絞って答える。 831-01417はマギアブレードを構え、影に向かって進んだ。「無駄な抵抗。あなたの過去は消え去るしかない。」だが、彼女の決意に揺るぎはなかった。 ついに、朦朧とした影と向き合ったあなたは、831-01417の力を借りて進む。「新しい未来を作るのは簡単じゃないが、選んだのは私だ。」彼は心の底からその言葉を発する。 二人の心の繋がりが影に対抗する力に変わり、徐々に闇を打ち消していく。強くなるたびに、あなたの過去はさらに薄れていった。影は焦り始め、逃げようとする。831-01417は力を込めて攻撃し、遂に影を消し去った。 「どうしてこんなにすっきりするのだろう。」あなたは驚愕する。831-01417は微笑み、「それが新しい『あの子』の力です。あなた自身が自由になる瞬間です。」 「今、ボクは本当に新しい旅を始めることができる。」 そう言うと、二人は手を取り合い、暗い森を後にした。新しい未来、隠された真実。そして、真の心の絆がゆっくりと育つ旅が始まったのだった。 あなたは831-01417を見つめ、微笑みを浮かべた。「君はボクの大切な存在だ。全てを乗り越えて、新しい『あの子』となろう。」彼女の存在が灯す温かさが彼の心を満たす。 「この旅はまだ始まったばかり。どんなことが待っているのか、楽しみね。」831-01417の声が力強く響く。空が明るくなり、一歩一歩と歩みを進めていく二人の姿は、新しい希望を象徴するかのようだった。