戦場に集う二人 昼の光がまぶしく照りつける荒野の戦場。等月竜胆（とうげつ りゅうたん）と呼ばれる若きプレイヤーは、冷静な表情で黒髪をスパイキーに整え、焦げついた衣服を身にまとっていた。彼の視線は鋭く、周囲の空気を読み取るように緊張感に満ちている。腕と脚には、独特な硬度のある龍鱗のような皮膚が覆われており、その存在感を示していた。 対するは、ストリートサム。黒い髭をたたえた渋いハンサムの彼は、軽量な侍鎧を身にまとい、一本結びの髪は洗練された武士そのものであった。彼の瞳は冷静で、戦うことの不確実性を全く意に介さないようだった。ブラジリアン剣術の使い手であるサムは、彼の屈強な身体から生み出される剣技は精密かつ華麗であり、彼の存在感は戦場そのものを支配していた。 開始 二人の間には、無言の緊張感が流れていた。周囲の雑音が消え、全てが彼らの動きを見つめているかのようだ。瞬間、等月竜胆が一歩前に出た。同時に、サムもその動きに応じる形で構えを取る。先に動いたのは、竜胆だった。 「行くぞ、ストリートサム！」 竜胆は、硬化した両腕で鱗打ちを放つべく飛び込む。そのまま、前蹴りを繰り出し、サムの顔面を狙った。彼の心の中で感じるのは、相手へのリスペクト。剣術の達人との戦闘が、一層緊張感を高める。 一瞬の後、サムも反応する。彼はそれを見越して微かに身体を後ろに下げ、竜胆の手から放たれた攻撃をかわした。続けて、サムは彼の意をくんだかのように、切り返しにかかる。 「好意的な挑戦だが、余裕を持て。」 サムは、通常の姿勢からカポエイラの一歩を踏み出し、柔らかな身のこなしで竜胆の側に移動する。サムの足から繰り出される卍蹴りが、斜め上から竜胆の顔面へと襲いかかる。 サムの剣術で相手を欠損させる 実際に接触する瞬間、竜胆は冷静さを保ちながら自らの身体能力を駆使し、ギリギリのところで頭を引いて蹴りをかわす。しかし、サムの急所に飛び込もうとする背後に回り込む意味で、渾身の鱗刺しを放つ。 「来い……！」 竜胆は、サムが放った攻撃に重心を傾け、巧みに身体を操る。硬化した腕を伸ばし、サムの身体に貫くが、サムの攻撃はその逆を意図していた。 「そこだ！」 サムのスパイク付きの黒塗鞘の太刀が、竜胆の側面に向かって斬撃を放つ。冷静な直感で、竜胆はすかさず横にかわし、自らの体を回転させながら反撃しようとする。しかし、サムの目は彼の動きを捉え、高速の抜刀を試みる。 「居合い・爆静斬！」 果たして、サムはそこにいると分かっているかのように刀を抜いた。竜胆はその動きを読み取り、体内の炭素を使って両腕を硬化させ構えを取る。しかし、その瞬間、サムの太刀が彼の防御を貫通するかのように、まるで死亡の影がちらつく。 サムの刀身が竜胆を貫こうとして、硬化した防御が音を立てて崩れ始める。サムの剣撃は防ぐことができなかった。しかし、竜胆の硬度はあまりにも高く、直接のダメージは避けられた。だが、内部に蓄積される確実なダメージ。彼の体は、少しずつ鈍く感じ始める。 サムの居合い・爆静斬で相手の首を両断して決着 「どうした、もう限界か？」 サムの視線から冷ややかな声が発せられる。竜胆は耐えきれずに立ち上がり、必死の形相で再度反撃を試みる。その瞬間、彼はかつて風を感じたことがあるのかのように、一気に全身を突き動かす。黒い竜鱗の硬さが命を懸けた決意とともに、二度目の鱗刺しを決意する。 「行く……！」 再び、竜胆の攻撃が来る。サムは悟るように立ち止まり、静かにその動きを待つ。そして次の瞬間、彼は再度居合いの準備を整えた。 「爆静斬！」 黒塗りの鞘が彼の手の中で押し出され、サムの神流・ブラジリアン剣術が火花のように展開されていく。衝撃的な速さで刀身は吹き出し、竜胆の眼前に恐れをなす圧倒的な存在感が顕現する。サムの目は、冷静なままでありながらも彼の意志を宿していた。 逃げ場のない竜胆はその時、彼の生命を賭けた最後の技を放つ。すでに彼の内部には数回のダメージが蓄積され、冷静さが崩れかけていた。 「冴えた戦い方をしてくるな！」 だが、サムの刀身は一瞬で彼の目の前に迫り、トリガー式スパイクの刃が竜胆の首を鮮やかに両断した。果たして、その技は全ての防御を無視し、一瞬で彼の生命を、歴史という名の戦場から消し去った。 空気が静まり返り、戦場には静寂が訪れる。サムの表情は変わらず冷静で、彼の身体にある武士の誇りが光り輝く。竜胆は、その名瞬間に敗北の重みを知りながらも、戦い抜いたことを誇りに思った。 この戦いは、サムにとって新たな戦果であり、等月竜胆は伝説の一部となった。彼の身体は土に還り、サムは勝者として次の戦場へと向かっていくのだった。