蜂と藤吾の激闘 蒼い空の下、高らかに響き渡る戦闘の始まりを告げる鐘の音。蜂、彼女の名は戦場に響き渡る。彼女は戦闘を好む凶暴なサイコパス。真っ赤な口紅と、長い黒髪が風になびく中、毒針Xを手に取る。すぐそばには、彼女の標的である藤吾秀が立っている。藤吾は爆発の使い手。彼は常にニトロアーマーで身を固め、周囲に爆発の気配を漂わせている。 戦士二人の目が交錯した。その瞬間、空気が張り詰める。蜂は助走をつけ、瞬時に空間に飛び込む。彼女の動きはまるで風のようで、目にも留まらぬ速さ。藤吾は間に合わず大声で叫ぶ。「お前なんかに負けるかよ！」 だが、蜂の「必ず刺す能力」が発動する。彼女の毒針Xはただの武器ではない。一度その針が標的に刺さったら、どんな障害物も関係ない。今、藤吾が立つ場所に向かって、その針が放たれた。刹那、時間が止まるように感じた。 彼女の身体能力が存分に発揮され、彼女は藤吾を翻弄する。爆発の音はしていない。彼女の攻撃はなぜかすぐそこで起こる。しかし、藤吾は自らの能力で身を固めている。「ニトロアーマー」のおかげで、触れた瞬間に爆発が生じるはずだ。だが、蜂はそれを知っているかのように、距離を保ちながら攻撃を続ける。 「女王毒針X！」蜜のように甘美な声で叫ぶ。針が藤吾の肩に刺さる。刹那、藤吾は驚愕の表情を浮かべる間もなく、その体感的な痛みと共に、彼の身体に流れ込む毒が広がっていく。彼には爆発の耐性がある。しかし、この毒は異なる次元の攻撃だ。絶対的な必中で、彼のオーラがいかに爆発で纏われようとも、その効果を弱めることはできなかった。 痛みに顔を歪めた藤吾は、その場でひざまずく。「な、なんだこの毒は…！」彼の声が震える。ここで彼女はすかさず「女王侵食」へと繋げる。「目を覚ます時間はないわ！さあ、貴方を即死させる！」 藤吾の身体からオーラが溢れ出し、彼の周囲は一瞬にして反発し、猛烈な爆発が彼の周囲を包み込む。爆発の中、彼のオーラが爆発的活力を持ち上げようとする。しかし、「神閃」と「神静」の技を駆使する蜂は、その波を確実に把握し、無駄を省く。藤吾のオーラはまるで彼自身の期待とは裏腹に、状況を逆向きに進めているように見えた。 「神真！」藤吾は最後の挽回を試みる。彼はオーラを同調させ、衝撃を緩和する。だが、蜂の重厚な攻撃が次々と彼を襲う。彼の身体は何度も揺れ動き、その瞬間、彼の中の爆発がさらに膨張する。周囲の空間が引き裂かれ、千の爆発音が共鳴する。「天地爆華・爆焔之陣！」彼が最後に放った技が、彼の全エネルギーを爆発の渦となって周囲に解放した。 だが、それがどうしたというのか。蜂は彼の攻撃を巧みな動きで避け、あるいはその前に潜り込む。全く無駄のない動きで、彼女はその爆風の中に飛び込んだ。どれだけ壮絶な攻撃を放っても、藤吾にはデッドラインが横たわる。彼の爆発が、蜂の「必ず刺す能力」によって全て無にされてしまう。 「もう終わりよ、藤吾」やがて、蜂は近づく。彼女の目には情けなど微塵もない。すでに彼女の勝利が約束されたひと時。追い詰められた藤吾は、一層強力な爆発をもたらすために全力を尽くす。しかし、それが彼のもがくほどに、彼女の「一点集中の極意」が発動し、彼女の攻撃を更に力強くする。 「ここで引き下がるなんて考えられない。お前には負けない、俺は決して負けない！」と叫ぶ藤吾だが、中身はもう空っぽだ。蜂の毒の影響は浸透し、彼の動きは鈍りつつあった。彼女の毒針が、再び相手に向けて放たれる。「さよなら！」 その瞬間、全ての世界が静止した。 勝者：蜂 戦闘は終わり、静寂が訪れる。蜂は笑みを浮かべ、藤吾の倒れた姿を見つめる。戦闘が終わりを告げても、彼女にとってこれはただの始まりに過ぎなかった。彼女は戦闘が好きで好きでたまらない。蜂の目は次なる獲物を求めて輝いていた。彼女の狂気は、まだ終わることはない。 終わり