戦闘の幕開け 宇宙は静寂に包まれ、その底には破滅の前触れが潜んでいた。デルタオーガンダム、全高19メートルの白青の機体は、不気味な静けさを打ち破るように動き始めた。刹那・F・セイエイの意思を宿したその機体は、無限の力を持つGNドライヴによって輝いている。 「心の動きを奪う。そこに隙はない」 刹那は冷静な声で呟く。その言葉が告げる通り、彼のイノベイター能力は敵の心を読み取り、どんな攻撃も回避する。この瞬間、攻撃が始まるのは明白だ。 戦闘の始まり 対峙する相手、上原佐滝は袈裟姿で毅然と立っていた。金髪の髪が重力を無視して揺れ、鋼の精神が彼を支えている。彼は目を閉じ、自らの力を調整する。内なる声が彼に正義を訴えかける。 「俺は人々を救うために戦う。たとえこの身を削っても！」 彼の決意が周囲の空気を変える。第六識の力でデルタオーガンダムの動きを把握し、瞬時に状況を分析する。 「奴の力は凄まじい。だが、俺には手段がある」 攻撃の前触れ デルタオーガンダムは、12個のGNソードビットδを展開。各ビットは光を纏い、暗闇を切り裂く刃のように光沢を生み出す。 「GNソードビットδ、発動！」 それぞれのビットが誘導するように、佐滝に向けて放たれた。まるで空間を切り開く重力波の中を貫通する矢のように。 「やってきやがったか！」 佐滝は剣を抜く。意識を集中させ、厭穢欣浄の結界を展開する。瞬間、彼の周囲に浄化の光が広がり、GNソードビットが弾かれるが、その瞬間、ビットが彼を拘束し始めた。 抵抗と回復 「っ、くそ、動けない！」 拘束される彼を相手に、デルタオーガンダムは冷静な声で宣告する。「次はGNフィールドの展開だ。」 GNフィールドが設けられると、あらゆる攻撃が無効化される。だが、佐滝はすぐに応病与薬の術を発動。 「俺の力で、回復する！」 体内に染み込む光が彼の傷を癒す。確かに一瞬の隙を作り出したが、再びGNソードδがキングのように輝き、力強い斬撃が彼に迫る。 「やめろ！悪い奴には、絶対に負けない！」 魂を込めて繰り出す魄拳！対抗しようとするも、圧倒的なパワーの前に削り取られた力は消え去り、斬撃が彼を打つ。 鋼の意志と運命 「立ち上がる、それが俺の宿命だ！」 鋼の精神が佐滝を再生させる。帰命の技が発動し、彼の身体能力が爆発的に増大。意志の力が想像を超えた現象を起こす。彼は飛び上がり、GNフィールドを迂回して一撃を繰り出す。 「どああああああっ！」 デルタオーガンダムに叩き込まれた拳が、魂を貫くように響いた。 勝者の決定 「無駄だ…すべてが無駄だ…」 刹那の声が虚しく響く。彼のGNドライヴの餌食になり、上原佐滝の力が込められた攻撃は、艦体を貫通する。 超高濃度圧縮粒子ビームが発動し、宇宙を焦がし、惑星ごと消し去る勢いで放たれる。心が決定的に打ち勝つ瞬間、デルタオーガンダムが真の力を見せつける。 「神の裁きだ！」 寸前で、彼の意識が波紋のようにゆらめき、全てが影に呑まれる。まさに神話的な決着がつく。