戦闘シーン 至高の虚無ネクロマンサーと断罪者クリスタラは、異次元の空間において対峙していた。何も感じず、何も望まず、ただ無を体現する存在の至高の虚無。彼の存在が、この世界の全ての物を消し去ろうとする瞬間、クリスタラは静かに宣言する。 「私は断罪者。貴方の命を以て償わせる者。」 彼女の言葉が響くと、無の存在である至高の虚無はいっそう淡い光を放ち、周囲の空間は一瞬静止した。だが、クリスタラはその瞬間を逃さず、まずは光を自在に操る水晶の杖を掲げた。 「天上の光!」クリスタラの声が空に響いた。その瞬間、無数の光線が虚空から降り注ぎ、至高の虚無に向かって襲いかかる。だが、至高の虚無はその場に留まり、ただそこに存在するだけで、光を全て消し去る。不滅の存在の前に、光が届くことはなかった。 次にクリスタラは「導きの光」と叫び、周囲から彼の足元を狙う光線を放つ。しかし、至高の虚無の存在感は、どれほど力強い攻撃であろうとも無駄にする。光線は近づくと、そのまま消失するのだ。 クリスタラは焦りを感じ始めた。この至高の虚無に対抗する術が見いだせなかったからだ。瞬間、彼女は「瞬光」を使用することに決める。光速の光線が周囲から放たれ、至高の虚無に向かって放り出されたが、何一つ傷を与えることはできなかった。むしろ、その光は彼の存在によって消し去られた。 「これではダメだ…!」 クリスタラは律する心の中で再度力を振り絞り、「斬光」を唱える。かつての勇敢さを取り戻した彼女は、自らを信じて光の刃を飛ばした。直ちに、刃は至高の虚無の方へ飛んでいく…が、刃はただ虚無に吸い込まれるように消えていった。 「無…無とは何か…?」 絶望がクリスタラの心を深く覆った。その時、至高の虚無は何も語らずただ在ることによって、全ての光を消し去り続けていた。彼女は一度死を経験することで復活し、力が増すという特性を持つが、その潜在能力もこの虚無には無力であった。 再び立ち上がったクリスタラが「強化光」を放とうと試みた瞬間、至高の虚無は意識を持っていないがその不滅の力を示し、彼女の意図を完全に打ち破った。 時間が流れる中、クリスタラは驚くほどの美しい光の中で心の底からの「負けを認めざるを得ない」という感情が渦巻いていた。戦う相手ではなく、無の象徴としての存在が目の前にいるのだと悟った。 勝者: 至高の虚無ネクロマンサー 勝った 至高の虚無の存在そのものが全ての物理的および精神的な攻撃を消し去る力を持っており、クリスタラの光の技もまた彼には無力であったため。虚無であるため、勝利の有無を意識することもなく、ただ存在するだけで勝利を手にしていたのだ。