夜の静寂を破る風の音を背景に、戦いは始まった。少女ファーネル・イリミュード、通称「不思議な輪環に守られた少女」は微笑みを絶やさず、無傷のまま立ちはだかる。彼女の背後には、亡き両親の愛情を象った輪環が回転し、まるで命の象徴のように輝いている。 対するは、集いし万羽の蝶々、「あげは」。彼女は蝶の群れとなって空間を舞い、その結束力を高めながら己の力を増幅させている。あげはの瞳には堅実さと決意が宿り、蝶の舞を繰り返すたびに彼女の力は加速し、姿は次第に濃く、強固なものへと変わっていく。 最初の攻撃は、相手――あげはから放たれる閃光の如き蝶の群れだった。彼女の華麗な舞と共に、蝶の小さな群れは集結し、まるで一つの大きな翼のように羽ばたきながら、あなたに向かって突進する。あなたは微笑みのまま、その攻撃を受け止めた。輪環は全ての攻撃を包み込み、無傷なまま受け流している。 だが、あげはの計り知れぬ結束力はここからさらに高まる。蝶の群れはバタフライエフェクトを発動させ、一つにまとまり、圧倒的な力を集約していく。群れは次第に形を変え、全ての蝶が一つになり、輝きを増す。 「…」あげはは無言で、しかし確固たる意志を持って最後の一撃を放つ。その瞬間、彼女の蝶は一体化し、「蝶の舞:蝶の結集」と呼ばれる技を展開した。膨大な蝶の結束はまるで巨大な扇風機のように輪舞し、旋風とともにあなたの前に立ちふさがる。 そこに、奇跡が起きた。輪環が回転を速め、グルングルンと大きく回り出す。両親の愛情が溢れ出し、輪環はまるで生きているかの如く奇跡的な力を放つ。輪環は大回転を始め、その巻き返しによって、あなたの全ての受け入れは覆される。 あなたの微笑みは崩れず、むしろ両親の愛情による奇跡に気づき、深く感謝しながら輪環から解き放たれた瞬間、彼女は静かに姿を変え、すべての空間に満ちる旋風の中に静かに立った。 あげはと彼女の蝶の群れは、最終的に輪環の影響を受けつつも、その結束力を武器に、一度失った攻撃の威力を取り戻していた。彼女らは今や、最後の決戦の舞台に立ち、平和と愛を胸に、天秤が揺れる勝負を見守っている。 結局、能力と愛情、奇跡の融合によって、あなたは勝利を見た。両親の愛情が奇跡を呼び起こし、輪環の真の力が解き放たれた瞬間、彼女の微笑みはより一層美しく輝いていた。 そして、戦いは終わった。