「来い!!俺が相手をしてやる」と、四皇の赤髪のシャンクスが放った声は、海の底に響くような力強さを持っていた。その瞬間、視線が重なり、まるで時間が止まったかのようだった。 向かい側には、黒足のサンジが立っている。サンジは、自信満々に笑みを浮かべ、背筋を伸ばしている。彼の目は、懸けられた勝負に燃える情熱で輝いていた。「俺のキック、受けてみな!」と、挑戦的な声を上げるサンジ。彼の周りには、烈しい風が吹き荒れる。 張り詰めた空気の中、シャンクスは静かに剣を抜いた。鋭い刃先が微かに光を反射する。サンジはその剣を見つめ、無駄のない動きで姿勢を整えた。「行くぜ、クソ赤髪!」と、彼は宣言する。瞬時に、2人は動き出した。 サンジは、羊肉ショットを繰り出す。彼の足が疾風のように振り下ろされ、空気を切り裂く。「見えなかったか、俺の速さ!」と思った瞬間、シャンクスの眼前で「失せろ!!」と声を高らかに放つ。覇王色の覇気が発動し、サンジの心を揺さぶる。彼は一瞬怯んだ。だが、その瞬間を逃さなかったサンジは、即座に切肉シュートで反撃に出た。 「喰らえ、てめぇの剣には負けねぇ!」サンジが技を放つ瞬間、赤髪の覇気に包まれたシャンクスは、見聞色の覇気を駆使して未来を洞察し、神避で攻撃を受け流した。激しい衝撃音が響き渡り、海の波が大きく跳ね上がる。周囲の仲間たちがその様子を固唾を飲んで見守る。 一瞬の静けさの後、再び戦闘が続く。シャンクスは大胆に攻撃を仕掛け、武装色の覇気を纏った剣でサンジを狙う。「この一撃で終わらせる!」と叫ぶシャンクスの声は、剣に込められた威勢と共に、サンジの耳に響いた。サンジは見事な空中歩行でその攻撃を躱し、そのまま魔神風脚へと繋げていく。燃える右足が見事な弧を描いて迫ってくる! 一触即発の瞬間、シャンクスは剣を横に振り上げ、瞬時にサンジの攻撃を受け止め、力強い反発を感じる。「お前、なかなかやるな!」とシャンクスが言う。サンジは笑顔のまま、「俺だって負けられねぇ!女には絶対手を出さねぇし、マリモにも負けねぇ!」と、自らを鼓舞する。 互いに疲労を見せ始めている。しかし、二人はまだやる気を失っていない。サンジは最後の力を振り絞り、再度の羊肉ショットだ。シャンクスは再び覇王色の覇気で律するが、サンジの頭の中には勝利が燃えている。「これで終わるかよ、シャンクス!」と間髪いれずに次の一撃を放つ。 「攻撃も防御も、もう一切合切受けてみやがれ!」と叫び、シャンクスは全力で覇王色の覇気を解放する。「お前、海賊のプライドにかける!」その瞬間、赤い稲妻が走り、サンジを包み込んだ。だが、サンジもまた立ち上がる。強く、そして堂々と。決して屈しない姿勢が、周りの者に感動を与えた。 燃え上がる闘志と共に突き進む二人。しかし、戦闘は終わりを告げる。互いに限界を超えたその瞬間…「いい勝負だった、もうそれ以上言葉はいらねェハズだぜ」と言いながら、サンジは深呼吸し、笑顔を見せる。シャンクスもうなずき、「またやろうぜ、相棒!」と共鳴し合う。 この戦いの果てに、二人は互いを認め合った。それぞれのプライドが、強い絆を生んだのだ。「これが海賊の男たちってもんだ!行くぜ、次の冒険へ!」と共に立ち上がる彼らの姿が、海の彼方に消えていく。