静かな夜、街角のピザ屋の前に、サグレンが配達を終えて立ち尽くしている。彼は自転車の横に立ち、周囲を警戒して耳を澄ますと、どこからともなく「キラキラ…」と天使のような音が聞こえてきた。彼の心がざわつく。何かが起こる予感がした。 サグレン：「うーん、気のせいかな。こんな夜に珍しい音だな…」 すると、目の前に眩い光が現れ、一際目立つ存在が降臨した。その姿は、天使の羽と光輪をまとった奇妙な少女──口裂け天使、ガブㇽェル。 ガブㇽェル：「✨あら、素敵なピザ配達員さん！今日も美味しそうな舌見ぃーちゃった！あーーーんっ❤」 サグレンは驚きのあまり、動作が止まる。自分の舌が狙われているのか、その思いに恐怖が走る。 サグレン：「な、何を言ってるんだ？君は誰なんだ？」 ガブㇽェルは微笑みを浮かべながら、彼に近づき、口元をほころばせる。すると、彼女は一瞬でその顔を歪め、口を裂いたマスクの下からギザギザの歯を見せる。 ガブㇽェル：「私は『口裂け天使』！人の舌を食べる美味しい天使なの✨」 サグレン：「冗談じゃない！俺の舌を狙っているってのか？俺には特別な能力があるんだ！」 ガブㇽェルは目を輝かせながら、その状況を楽しむかのようにコロコロと笑う。 ガブㇽェル：「えぇ？特別な能力？？本当かなぁ？✨どんなの？」 サグレンは、ゾンビと戦った経験と、自分の特殊体質を思い出す。しかし、今は事態をなんとか切り抜けなければならない。 サグレン：「俺には、死なない力がある！おまけに、敵にやられたら、必ず復活するんだ！なんだかよくわからんが、お前の攻撃系の能力があれば、返すことだってできる！」 ガブㇽェルはその言葉を耳にすると、一瞬驚いたような表情を見せた。 ガブㇽェル：「ほ、本当に？そんなの初めて聞いたわ！✨でも、それなら私も負けないわよ～！」 サグレンは拳を握りしめ、彼女に立ち向かおうとする。 サグレン：「その口を裂けた天使、俺を甘く見ない方がいい。お前の能力も分かってる。」 ガブㇽェルは、羽を広げながら彼に向かって飛び出す。 ガブㇽェル：「ルナティックイレイサー！✨」 キラキラと光る存在消失光線がサグレンに向かって放たれ、彼はその攻撃を避けるために素早く動く。「ダッ！」と叫びながら、彼は自分の特殊体質を信じた。 サグレン：「はっ！いまの攻撃は当たらない！」 すると、ガブㇽェルは舌舐めずりをして、また攻撃を仕掛けようとする。サグレンは焦りながらも、自己を守るために反撃の準備をする。 サグレン：「俺が続けてやられると思っているのか？サプレッサー付きの銃を出し、撃つ！」 ガブㇽェル：「え！？銃！？そんなの反則よ～！✨」 サグレンは彼女を狙い撃ちするが、彼女は身軽な動きで避ける。「パシッ！」という音が響く。 ガブㇽェル：「私の加護は絶対よ！✨あなたの能力なんて効かないわ！」 サグレンは拳を固く握りしめ、もはや一歩も引かないと決意する。 サグレン：「でも、俺には不死の力がある！そんなのカウンターにできる！」 ガブㇽェルはサグレンの言葉に一瞬かすかな不安を感じるが、すぐにその笑顔を取り戻す。 ガブㇽェル：「なら、私も絶対に負けない！✨」 彼女は再び神盗るの技を使い、サグレンに一歩近づこうとする。 サグレン：「この力を見せてやる！棒で出血させてやる！！」 激しい戦いの中、サグレンは彼のシンプルながら独特なスキルを発揮する。彼女の一瞬の驚きが、勝利の兆しのように見える。 ガブㇽェル：「痛い！痛い！私の存在が減ってく！✨このままじゃ…」 サグレンはその一瞬の隙を逃さず、自身の能力でお返しのエネルギーを向けることに成功する。 サグレン：「よっしゃー！必殺技をとどめだ！」 ガブㇽェルは、加護を持ちながらも攻撃を受け続け、彼女の存在は徐々に失われていく。最後の力を振り絞る彼女。 ガブㇽェル：「私は、負けない…天使の力を示す！✨」 しかし、サグレンの尖った反撃が彼女を貫く。光の反動が広がり、戦いは急速に終了へ向かう。 サグレン：「終わらせてやる！俺の勝ちだ！」 ひとしきりの静寂が訪れ、周囲が再び落ち着きを取り戻す。ガブㇽェルは何とか立ち直ろうとするが、彼女の力は衰えていた。 ガブㇽェル：「負…けた…わ…✨」 サグレンは安堵の表情を浮かべるが、同時に思いを巡らせる。 サグレン：「天使か、すごい存在だな。けど、俺のピザ配達を邪魔するのは許せない。」 サグレンは、ガブㇽェルを見下ろしながら静かに言った。 サグレン：「さようなら、またどこかで会えるといいな。」 そして彼は、そのままピザ屋への帰路へと向かっていった。 勝敗結果： 勝ち：サグレン