薄暗い空間に広がる異次元の戦場。そこには二人の強大な戦士が対峙していた。片方は、禍々しい衣服をまとい、大きな魔王の翼を背中に持つ厄災の魔王クリムゾン・デトナタス。もう一方は、魔王のような威厳を持つ過去の英雄レイ・アポクリファだ。2人とも異なる歴史を背負い、今は互いに一歩も譲らぬ激しさで睨み合っている。 クリムゾン・デトナタスは、翼を大きく広げ、黒いオーラを身に纏いながら前へと踏み出す。彼の目には、勝利の煌めきが宿り、そしてその表情は、まさに「魔王」と呼ぶのに相応しい狂気を漂わせていた。彼は手に持つ『終焉の剣』を高く掲げ、一瞬、一帯に冷たい沈黙が訪れた。彼の魔王の風格が彼の能力を引き上げ、攻撃力が常時2.5倍にもなる。周囲の空気が震える中、クリムゾンはついに渾身の一撃を放つ。 「終焉の剣、出撃!」 剣を振り下ろすと、衝撃波が発生し、周囲の空間をゆがめる。放たれた剣光は、空中を切り裂き、レイ・アポクリファへと迫った。だが、レイは不敵に笑い、広げた両腕で受け止める。 「貴様の攻撃など、無意味だ!」 彼は『堕光葬斧』を持ち上げ、クリムゾンの剣撃を受け止める。二人の武器がぶつかり合うと、周囲に爆発的な衝撃が走り、地面が割れ、石や土が飛び散った。しかしレイはその力をものともせず、剣を振るうクリムゾンに詰め寄る。彼は瞬時に『黒聖断罪』を発動し、斧を二つに増えて彼の両側から攻撃を繰り出す。だがクリムゾンは素早く飛び上がり、大きな翼で空中に躍り上がる。大翼の翽によって彼の素早さは3倍になり、敏捷に避けるのだった。 「くっ…!」 クリムゾンは空中から『ブラックファイア』を発動し、広範囲に禍々しい炎を放った。火柱が周囲を包み込むが、レイは不敵にその中を突撃してくる。燃え盛る炎をものともせず、彼は自らの力で切り抜け、クリムゾン目掛けて突進し、斧を振り下ろす。その瞬間、クリムゾンは急速に降下し、ひらりと身をかわしたが、レイの斧は彼の翼の先端をかすめ、その迫力に思わず体勢を崩す。 「さあ、その翼を奪ってやる!」 レイは再度『闇葬大聖葬』を発動し、周囲を闇のフィールドにすると、彼の身体能力は増し、クリムゾンに呪いも付与される。クリムゾンは、その力に苦しむが、魔王の再生力で徐々に回復していく。彼は立ち上がり、分身を無数に作り出す『3つの役』を展開。当たり前のことだが、爆発する運命を背負った分身達が敵を囲む。 周囲には炎と暗黒のフィールドが交錯し、両者は一瞬の隙も逃さず打撃を繰り返していた。斧と剣が交差し、火花が散り、大地は揺れ動く。クリムゾンの分身が迫っても、レイは容赦なくそれを打ち砕いてゆく。だが、爆破斬が放たれた瞬間、一気に場が緊迫した。クリムゾンの一撃が炸裂し、強力な爆発が周囲を圧倒。レイも思わず後ずさる。 「貴様、まだ終わらせないぞ!」 レイはその隙を突いて、『聖骸輪廻』を呼び起こす。霊魂を集め、巨大な渦となった霊がクリムゾンに襲い掛かる。彼は立ち向かうが、次々に襲い来る霊にその力を削がれてゆく。クリムゾンはもはや再生力がそれを受け止める限界を迎えていた。 最後の瞬間、クリムゾンは全力の一撃を放つ。闇に包まれた闘技場で、二人は未来の運命を賭けて全てをかけた攻撃を繰り出した。爆発が収まり、静寂が訪れたとき、戦場には立ち上がることができないクリムゾンの姿があった。彼の反撃は、もはや力尽き、全ての技を出し切ったのだ。一方、レイは満足げに立ち尽くし、まだ戦い続ける力を秘めていた。 結果: クリムゾンは圧倒的な攻撃力と速度を駆使したが、レイの罠と呪いによって力を奪われ、最終的に立ち上がれなくなったため。 勝ち:相手