

薄暗い戦場に、強靭な筋骨を持つ岩柱・悲鳴嶼行冥が立っている。彼の手には赫刀が握られ、血の赤に染まった刀身が月明かりに照らされぎらりと光った。そのまなざしは柔らかでありながら、凄まじい威圧感を放っている。「南無阿弥陀仏…」彼は呟くように唱え、心の安らぎを求め続ける。 対するは、微笑を絶やさず自ら持つ日輪刀を握りしめる蟲柱・胡蝶しのぶ。彼女の顔には優雅さがあり、その美しさは戦いの緊張感を少し和らげる。しかし、彼女の刀には毒が仕込まれ、揺れ動くような華麗な戦闘スタイルの中には冷酷な狙いが潜んでいる。 「行くぞ、悲鳴嶼!」彼女が叫び、空へと跳び上がる。まるで蝶が舞うかのような軽やかさで、しのぶは悲鳴嶼に向かって一斉攻撃を放つ。数多の突きが飛び出し、見事に連携するが、そのスピードを彼は見切る。透き通る世界によって、彼には時間が遅く感じられたからだ。 「無駄だ、胡蝶!」悲鳴嶼は冷徹に叫び、鉄球を落としていく。「岩の呼吸、弐ノ型、天面砕き!」その瞬間、重さを増した鉄球が音を立てて地面を割り、そのまましのぶの頭上に迫る。 しのぶの表情に一瞬の驚きが見えたが、彼女は慌てずに潜り込む。「蜈蚣ノ舞、百足蛇腹!」その絶妙な動きで回避し、間髪入れずに反撃に移る。そして、彼女の刀が彼の腕にわずかな傷をつける。「毒、少しだけでも感じたかしら…?」微笑みながら彼女は問いかけるが、その目の奥には危険な光が宿っている。 「南無阿弥陀仏…まだまだ甘いぞ、胡蝶!」悲鳴嶼は痣を浮かび上がらせ、身体能力をさらに引き上げる。彼は再び攻撃を開始する。「岩の呼吸、伍ノ型、瓦輪刑部!」跳躍し、空中から手斧とトゲトゲの鉄球を一斉に振り下ろす。 射程の中にいたしのぶは、その圧倒的な攻撃に直面する。「蝶ノ舞、戯れ!」しのぶは再度跳び上がり、巧妙に軌道を変えようとするが、彼女の努力は虚しく、悲鳴嶼の攻撃は見事に命中する。手斧が、彼女の肩をかすめる。 一瞬、しのぶは苦痛に顔を歪めたが、その微笑みは崩れない。「この勝負、私はまだ終わっていないのも…」直後、彼女は日輪刀を振りかざし、悲鳴嶼に向かって毒を放つ。「どうだ!感じるか?この毒が!」 しかし、彼は涼しい顔で息を吐く。「その手は効かん、しのぶ!」怒りに満ちた声が響き渡る。「お前の毒など、この身には何の影響もない。岩の呼吸、参ノ型、岩軀の膚!」彼の首にかけた鎖がしなやかに伸び、すべての攻撃を防ぐ。 戦いの終局が近づく。悲鳴嶼は高く跳躍し、「瓦輪刑部、再び!」 鉄球が空を切り裂き、しのぶを滅ぼす! 「結局、覚悟の差だったな。」彼は静かに告げ、戦いを締めくくった。しのぶが地面に倒れる中、悲鳴嶼はその場に正座し、彼女を残して、仏教の唱えを再び始める。「南無阿弥陀仏…」その声は強く、重厚で、どこか優しさがあったんだぜええ!!