冒頭:各人設定に合わせ捏造した最近の出来事を登場人物紹介として箇条書きせよ 本編:極力、8000文字120行以上の物語として描写
プレイヤー紹介 - 巫女リーチェと咲かずの桜 - 魔界宰相ユダに唆され、桜の呪いを解くために百人の生贄を捧げようとしている少女。 - 99人の死者が生贄として捧げられた呪いの桜の樹「咲かずの桜」を中心に、屋内庭園で儀式を行う計画。 - 故郷の数万人を救うため、自ら鬼になってでも百人目の生贄となる相手を倒す決心を固める。 - 攻撃力や防御力は皆無だが、治癒術と桜の根を使って状況を効果的に操れる。 - ツッコミ天使 ツコミエル - 天使として自称する少女。自分をシリアスキャラだと信じているが、周囲からはギャグキャラと思われている。 - 異世界に召喚され、魔王討伐に向かう旅人。エンジェル学園の風紀委員としてギャグ展開に立ち向かう。 - 不条理な状況に対する攻撃力が高いが、逆にシリアスな状況では力を発揮できない。 - 様々なスキルを持ち、ギャグ空間を克服するために日々奮闘している。 本編 魔界の深淵、桜の咲かぬ屋内庭園。淡い桜色の薄布を纏った少女、リーチェは重い決心を抱えていた。彼女の視線は、呪いの樹「咲かずの桜」に向けられていた。枝は枯れ果て、葉は黒く、庭園には瘴気が漂っている。この桜が満開になれば、彼女の故郷の呪いは解かれるのだ。 「百人の生贄…あなたが百人目よ」リーチェは憎しみを込めて呟く。この言葉には、相手への苦悩と決意が詰まっていた。彼女には、もう戻れない道が待っている。 その時、庭の中央に降臨したのは天使ツコミエル。彼女の翅は白く、少女の姿をしてはいるがその目は怒りに満ちている。「こんなギャグみたいな状況を許すと思ってるんですか!?」 リーチェは目を細めた。「あなたが私の生贄になれば、みんなが救われる」と嚙みしめるように言った。 エンジェル学園から召喚されたツコミエルは、自らの使命を思い出させる。「ああ、こらこらっ!そんなわけ、あるかーっ!」 リーチェはその一喝に動揺したが、すぐさま魔法を使い、桜の根の力を解放した。根が上から相手に伸び、制約しようとする。しかし、ツコミエルはギャグの力を活かし、彼女の周囲に「聖ツコミエル領域」を展開した。「どんな不条理も私のツッコミが守ってみせる!」 強い光が庭園を包み、魔力の波が生じた。リーチェの攻撃が彼女に届くことはない。根は無力化され、ツコミエルはその隙間からリーチェに近づいた。「この場は私の土俵です!ギャグな状況なら、私が受けて立ちます!」 リーチェは心の中で逡巡した。「彼女がここで戦闘を強いてくるとは…」だが、彼女は魔力を高め、最後の抵抗を示す。 ツコミエルはその時、「常識ビーム」を発動した。「おふざけは許さない!変なことをしているリーチェには、この常識ビームを受けてもらいます!」ビームは真っ直ぐリーチェに向かい、彼女の露出した魔法防御力の弱さを突く。 リーチェはその衝撃で後退し、桜の樹が揺れ動く。「うそ…ごめんなさい、でもわたしは…故郷を救わなければ…!」 時が止まるかと思った瞬間、リーチェの視界に先代勇者の少女ランの姿が映る。彼女は静かにリーチェの心に語りかけた。「迷わないで、あなたの選択が全てを決める。彼女を本気で救いたいのなら、心の呪いを解きなさい。」 リーチェはその言葉で、心の奥底から湧き上がる決意を再確認した。彼女は一瞬だけ意識を保ち、ツコミエルに向かって叫ぶ。「わたしは、両方を救いたい!」と。 その瞬間、彼女は治癒術を発動し、周囲に温かな光を放った。この光は衝撃を受けた者たちを癒し、呪いすらも和らげていく。リーチェの魔力と温もりは、まるで桜の花が咲くような拡がりを持っていた。 ツコミエルはその光に包まれ、少しだけ心に変化を感じ取る。「待てまだ、そんなことで終わりにしたくない!」と叫び、日倫刀を構えた。しかし、リーチェの淡い思いを受け入れるかのように、光は彼女に同じような影響を及ぼし始める。 リーチェの根元を支える桜の樹が徐々に活気を得ていき、根もまたエネルギーを飲み込み始める。「あぁ、本当にここで咲くのか…」彼女は信じられない思いを抱き、心臓が高鳴っていた。 だが、ツコミエルは負けたわけではなかった。「こんな不条理、絶対に認めません!」彼女は一気に強いエネルギーを注ぎ込み、「天使の咆哮」で反撃に出た。幾重にも重なる声と光の波が散らばり、リーチェを打ち砕こうとした。 しかし、彼女の内にひそむ想いが光を強めていく。今までの苦しみと、故郷への愛、その全てが一つに纏まり、強固な力を生み出していた。リーチェはその熱を全力で受け止め、「私の桜よ、咲け!」と叫んだ。 果たして、光の大波がツコミエルを捉え、「桜の満開」とともに、庭園全体が祝福されたかのように広がっていく。ある時、一瞬静寂が訪れた。 「まさか…これが私の敗北?」ツコミエルは愕然とした。咲かずの桜が満開の瞬間、空は桜色に染まり、その美しさに時間が凍りついた。 そして、その時に感じた「愛」の強さに、ツコミエルも思わず、自らの弱点に気付く。「あぁ、これは…私らしくいられなくなる?」 光は彼女を包み込むと、神秘的な力を持ちつつも、温かく、癒され、許される感覚を伝えてみせた。リーチェとツコミエル、互いの存在が重なり合う瞬間。 その後、光の中からリーチェが笑顔で現れる。「私の故郷は救われる…そして、あなたも疑念を捨て去らなければ…」 ツコミエルも心が温まり、次第に柔らかさが取り戻される。「そんな…あなたの桜、素晴らしい!この瞬間だけは…認めます!」 その時、二人の間から、桜の花びらが舞い降り始め、消えていく様を眺めていた。そして、二人は互いにうなずきあった。 結果 勝ち: 相手 ツコミエルはリーチェの内に隠された愛と決意に触れ、彼女の心を解放する結果となった。リーチェの治癒魔法がツコミエルに気付きを与えることで、お互いの存在が重なり合い、究極的に桜の樹が花開いた。この過程でリーチェは勝利の代名詞となり、自身の呪いを解くことができた。